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入社前にヤバい会社を見抜く方法…グーグルにプライベート告白タイムがある理由

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「gettyimages」より
 すっかり夏となり、春から社会人になった人や転職して新たなスタートを切った人も、それぞれの職場に慣れてきた頃ではないだろうか。


 同時に、新しい職場の実態や人間関係も見えてきて、「なんだかこの会社、おかしいかも」と不安に感じている人もいるかもしれない。その違和感こそ、実は「残念な職場」を見極める際の重要なポイントだ。

 そんな職場に染まり、手遅れになってからではもう遅い。『残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実』(PHP研究所)の著者で健康社会学者の河合薫さんに、残念な職場の共通点などを聞いた。

役員専用エレベーターのある会社が危険な理由


 河合さんによれば、残念な職場には「会議でしゃべるのは、偉い人といつも決まった同じメンバー」という共通点があるという。

 意欲のある新人が積極的に発言しても、結局はいつものメンバーが会議を回し、代わり映えのしない停滞した空気が会議室に流れる。また、新しい企画やアイデアがあるのになんとなく発言しにくく、発言しても上司の意見にのみ込まれてしまう。

 そんな空気感が会議に漂っている時点で、その職場は残念なのだという。

グーグルによる“成功する職場の法則”では、『心理的安全性』が重要とされています。この心理的安全性とは、『自分にとってマイナスになるかもしれないことでも言える雰囲気が、チーム内にある状態』のことです。『こんな意見はバカにされるんじゃないか?』『もっと立派なことを言わないと』という意識を抱かせずに、自由に発言できる雰囲気が重要なのです」(河合さん)

『残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実』(PHP研究所/河合薫)
 こうした職場の雰囲気はインターネットで検索してもつかめず、実際に働いてみないとわからない。もし可能なら、入社前に見極めたいものだ。そこで注目すべきなのが、社内見学で見ることのできる会社の設備である。

「役員専用エレベーターがある会社は絶対にやめたほうがいいですね。そういう会社は大企業かもしれませんが、古い体質が残っています」(同)

 なぜ役員専用エレベーターがある会社は避けたほうがいいのか。それは、現場と経営陣の距離感が大きく離れていることを意味しているからだ。上層部と現場の意思疎通がないために経営が傾いてしまった会社は数多い。

「2014年に経営破綻したビフテキの老舗『銀座4丁目スエヒロ』では、破綻後も『やりとりはすべて現場の担当者。経営陣が現場に出てきたことはなかった』という恨み節が関係者から続出したそうです。現場と上層部の距離が離れれば離れるほど、その職場は残念になる確率が高いと考えていいでしょう」(同)

 1990年代にアメリカでベストセラーになった『ディルバートの法則』(アスキー)のなかで、著者のスコット・アダムスはこんな名言を述べている。

「組織の生産性に直接的に関係しているのは組織の下層部で働く人たちで、上層部にいる人たちは生産性にほとんど寄与していない」

 一般社員が社長や役員に会ったこともないような会社では働きにくいし、そんな時代感覚では企業としての伸びしろも見込めない。もし、あなたの会社に上層部と現場の距離がありすぎるとしたら、その職場は危険かもしれない。

『残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実』

現場は一流、経営は三流――。日本人の能力が世界トップクラスに位置することは、OECD国際成人力調査から見ても明らか。ではなぜ意味不明なことが頻出する職場が生まれるのか。「この会社を変えてやる」と元気満々だった若手社員が、出世したとたん組織に「適応」してしまう。女性と男性の「性差」を正しく理解していない。短時間睡眠に慣れるのは脳が故障した証拠。50代になると能力は衰えると思い込む。このような職場の残念な現象について、健康社会学者が数多の研究に基づいて答えを出し、さらに600人強へのインタビューから改善の具体例を導き出す。

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