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インドやフィリピン、日本の従軍慰安婦問題に批判高まる…カナダ、南京大虐殺記念日制定も

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慰安婦問題の日韓合意 韓国政府が新方針発表(写真:Lee Jae-Won/アフロ)

ニューデリーで上演された「従軍慰安婦

 
 中国が日本を抜いてGDP世界2位にのし上がったのが2010年。英メガバンクHSBCはさらに昨年公表した経済展望で、28年までにインドが3位を奪うとの予測を示している。日本はドイツにも抜かれ、5位に転落する見通しだ。インドは今年中にイギリスを抜き、世界第5位の経済大国となることも確実視されている。

 大国としての存在感を急速に高めつつあるインド。その首都ニューデリーで今年4月、第二次大戦中の日本軍兵士が登場するアッサム語の演劇が上演された。英題は “Comfort Women: An Untold History”。日本語では「従軍慰安婦:語られていない歴史」だ。

 上演の舞台はインドで最も大規模な演劇祭の1つといわれる「META」(Mahindra Excellence in Theatre Awards)。主催はインドの成長を牽引する巨大グループ企業、マヒンドラ(Mahindra Group)だ。

 第13回目の今年は、インド全土の280を超える劇場グループから330作品がエントリー。そこから選ばれた「従軍慰安婦~」を含む10のノミネート作品が、4月中旬にニューデリーの3劇場で上演された。

インドの根深い社会問題に焦点


「従軍慰安婦~」の初演は16年9月。制作した Abhigyanm は、舞台を通じた社会問題の探求を掲げる演劇集団だ。「従軍慰安婦~」も日本軍の行為そのものより、慰安婦となった女性たちが現地社会でどう扱われたかをテーマに据えている。人身売買、売春、強かん、また高額な持参金など、インドが抱える根深い女性の人権問題は周知の通りだ。

 第13回METAも発展の陰で置き去りにされた社会問題に焦点をあて、その観点からノミネート作品が選ばれている。男性優位のB級映画界で商品化される人気女優、インド社会で母親が置かれた境遇、また社会の一角をなす同性愛者などがそのテーマだ。10作品はインド各地の多様な言語から選ばれ、地方ごとのデリケートな文化的・歴史的背景も反映しているという。

「従軍慰安婦~」の Abhigyanm が拠点とするグワハティは、インド北東部アッサム州の州都だ。アッサム州の東隣は、かつて日本軍が占領していたビルマ(現在のミャンマー)と国境を接するナガランド州及びマニプル州。いずれも1944年のインパール作戦で戦場になっている。

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