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大塚家具、日曜なのに店内ガラガラで末期状態…隣接のニトリは客が溢れ返り熱気充満

文=昌谷大介/A4studio
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 そこで今後の大塚家具を占うべく、6月某日の日曜、銀座本店と新宿ショールームという、都心の主要2店舗に足を運んだ様子をレポートしよう。

 前述した有明本社ショールームはリニューアルしたばかりであり、なおかつ6月16日から7月8日までリニューアルフェアを開催中とのことで、いわゆる“ドーピング状態”で客数も増えていることだろう。そんな大塚社長の虚勢の集大成ともいえる有明本社ショールームでは、“現在の大塚家具の実態”は見えにくいと予想されるためあえて除外し、それ以外の主要店舗である銀座本店と新宿ショールームを選んだ。

【銀座本店】店員の接客には満足だが、客が1、2組だけのフロアも

 日曜の午後1時頃、最初に訪れたのは銀座本店。銀座一丁目駅(9番出口)から徒歩1分という一等地に構える、全7フロアの大型店だ。

 1階入り口から入店するやいなや、ホテルマンのように身なりのきっちりした店員に来店の目的を尋ねられる。「ソファを見たい」と告げると、すぐさま別の店員が現れ、その店員が店内を案内してくれるという。さすが、かつて会員制で一時代を築いた富裕層向けの大塚家具だけあると感心。まるで高級欧州車ディーラーや高級ホテルのような待遇だ。

 会員制時代はこのようにマンツーマンで担当店員が付いてくれたのだろう。会員制を取りやめた現在は、店員を付けずに自由に店内を見て回ることもできるようだが、この銀座本店では店員に案内してもらうことにした。

 ソファは主に4階、5階、6階にあるとのことで、順々に案内してくれる。4階はシンプルデザインをテーマにしており、比較的に価格帯が低い10万円~60万円ほどのソファが多かったためか、フロアには6、7組の客がいた。しかし、ラグジュアリー/クラシックがテーマの5階、プレミアムモダンをテーマにした6階は、数十万円台後半から数百万円クラスの品が多いためか、フロアに客は1、2組のみ。足を運んだのがたまたま客数の少ないタイミングだった可能性もあるが、日曜の昼間にその閑散とした雰囲気は、寂しさを感じずにはいられなかった。

 しかし、案内してくれた店員には好印象を抱いた。端的に言うと、ガツガツした雰囲気はなく、それでいてこちらの質問には的確に答えてくれる、程よい距離感の接客だったのだ。

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