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NGT山口暴行、運営元の謝罪会見が“最悪”だった理由…非常識ポイントをチェック

文=石徹白未亜/ライター
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 年始早々、芸能界では謝罪会見が相次いでいる。純烈とAKSだ。悲願の『NHK紅白歌合戦』出場から一転、友井雄亮氏にDV(ドメスティック・バイオレンス)などの女性問題が発覚した純烈は、友井氏が会見を開いて脱退を発表、残り4名のメンバーも会見で今後の対応や心境について語った。

 また、NGT48山口真帆がファンの男性から暴行を受けた事件で、山口が自ら明かすまで事実を公にしていなかったNGT48の運営会社・AKSは、会見で支配人の交代などを発表した。

 個人向けスタイリストで男性向けスーツ本『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)の著者という立場から、謝罪会見の「ファッション」に着目し読み解いていきたい。

AKS・松村氏の服装が完全NGだった理由

 NGT48の一件では、1月14日にAKS取締役で運営責任者の松村匠氏、NGT48劇場新支配人の早川麻依子氏、NGT48劇場新副支配人の岡田剛氏の3名が会見を行った。松村氏の服装については、会見直後から「違和感がある」「チャラい」との声がインターネット上であがっていた。松村氏の服装のどこが違和感を抱かせたのだろうか。

 まず、ワイシャツがまずかった。白地に、かなり大きめの青地の格子が入っていた。おそらく30m先から見ても「格子柄のシャツを着ている」とわかるくらい、くっきりした格子柄だったのだ。

 謝罪会見の服装は「葬式に寄せていく」と失敗しない。葬式で着るワイシャツは「白無地」一択と決まっている。松村氏の露骨な柄シャツは、謝罪会見という場で口を開く前から「この人はどうも怪しい」という印象を抱かせる。いわば、自ら自分を超不利な状況に追い込んでしまったようなものだ。芸能関係者でこの無頓着さはまずいだろう。

 また、シャツがボタンダウンだったことも“ダメポイント”を積み上げている。葬式ではボタンダウンシャツもNGだ。近年は冬でもノーネクタイの会社が増えたため、第一ボタンを開けても襟が寝ないボタンダウンシャツを愛用している人も増えたが、葬式や謝罪の場では不適切だ。ボタンダウンではないシンプルな白シャツを1枚は用意しておいたほうがいいだろう。「カジュアルに見える」ということは、「あらたまって見えない=まじめそうに見えない=チャラい」ということなのだ。

 さらに、松村氏の服装でダメを押すのがネクタイだ。派手柄が好きなのか、ネクタイも派手な縞模様だった。これも、葬式に場を置き換えて考えてみると派手な縞のネクタイはまずいことがわかる。ネクタイもシャツ同様に無地、色は黒、あるいは黒に近い濃いグレーか紺がいいだろう。

ゴツめの指輪と文字盤の大きな腕時計もアウト

 さらに、松村氏は装飾品が多すぎたのもよくなかった。スーツにラペルピン(襟の部分の飾りピン)を刺しており、角度によってはキラキラと光っていた。もしかしたらAKSの社章なのかもしれないが、第三者が写真レベルで社章かどうかわからないようであれば、つけないほうがいいだろう。

 そして、個人的に一番まずいと思ったのは「手の周辺」だ。松村氏は両手の中指にゴツめの指輪をしており、ちらりと除くメタルバンドの腕時計もフェイス部分がいかつく大きいものだった。謝罪会見で手を前に持ってくるポーズをしていたため、よけいに派手な時計と指輪が目立ってしまっていた。

『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』 「使えそうにないな」という烙印をおされるのも、「なんだかできそうな奴だ」と好印象を与えられるのも、すべてはスーツ次第! amazon_associate_logo.jpg

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