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『科捜研の男』第6話に「神回」と絶賛の嵐…息つく暇もない緊迫の展開!見ないのは絶対に損!

文=吉川織部/ドラマウォッチャー
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 関ジャニ∞・錦戸亮が主演を務める連続テレビドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)の第6話が11日に放送され、平均視聴率は前回から0.4ポイント増の10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 このドラマは、陰惨な過去を持つ科捜研法医研究員・真野礼二(錦戸)が、現場に残された痕跡をもとに事件の真相に迫るサスペンス。新人の法医研究員・沢口ノンナを新木優子が、捜査一課のベテラン刑事・虎丸良平を船越英一郎が演じる。

 第6話は、「君のお兄さんのことで話がある」という謎の電話が真野にかかってきた場面から始まった。真野の兄は家族3人を殺害し、最後に自殺したとされている。真野はその場にいなかったため助かった唯一の生き残りだ。この事件は「武蔵野一家殺人事件」として被疑者死亡のまま解決済みだが、真野自身は事件の真相を疑い続けている。

 このドラマは基本的には一話完結だが、その一方で真野が「武蔵野一家殺人事件」の真相に迫る過程を縦軸としている。第5話までは縦軸のストーリーにほぼ進展は見られなかったが、折り返しの第6話からいよいよ話が大きく動き出したことになる。

 この後の展開は驚きの連続だった。新妻という名のホームレスが変死体で見つかった事件が、あれよあれよという間に真野の兄とつながっていく。新妻の高校時代の担任だったという教師・早川尚文(萩原聖人)まで現れ、新妻は真野の兄をいじめていたが、彼が家族を殺して自殺したことにショックを受けて失踪した、と話す。

 さらに、新妻のそばに落ちていた血染めの軍手からは、事件で死んだ真野の家族3人のDNAが見つかる。ところがその裏では、科長の海塚律子(小雪)が隠蔽工作を行い、ホームレスの事件と武蔵野一家殺人事件が関連している証拠を消そうとしていた。単なる脇役と思われた海塚が、実は真野の敵かもしれないという緊迫した展開に、大いに引き込まれた。

 これまではテンションが低く、いまひとつとらえどころがなかった真野も、自身の家族が全員無残に死んでしまった事件については、当然のことながら目の色が違う。大胆にも海塚科長に罠を仕掛け、当時の状況を白状させることに成功した。感情を抑え、淡々とクレバーなやり方で真相に近づいていこうとする真野の姿を見ていると、思わず応援したくなってくる。

 海塚によれば、現在残っている武蔵野一家殺人事件の鑑定書は改ざんされたものだという。上からの命令によって、すべての資料が取り上げられ、代わりに改ざんされた鑑定書が渡された。命令の出どころもわからず、従うしかなかったというのだ。真野を心配して涙まで流す海塚が嘘を言っているとは思えないが、すべて本当のことを言っているとも限らない。

 真野が事件の生き残りだと知っており、何やら敵意を持っているらしい刑事部長・壇浩輝(千原ジュニア)も当然のことながら怪しいが、急に接触してきて重要なことをペラペラしゃべる早川もなんだか怪しい。怪しい人物が増えたことで、サスペンス感がグッと増してきた。

 一応、事件のヒントらしきものは示された。当時の科長が密かに残していたノートに、当時高校生だった真野の姉が妊娠3カ月だったことが記されていたのだ。これを受けて視聴者の間では「何者かが真野の姉を妊娠させ、それを隠蔽するために殺害したのでは」といった予想が多くなっているようだ。ただ、それにしては事件が無駄に大きすぎるのではないかとの考察もある。

 真野の過去に関するストーリーが大きく進展し、なおかつむやみに複雑すぎない程度の謎が提示されたことで、「続きがすごく楽しみになってきた」「神回だった」「もう一話完結の話はいいから、一家殺人事件の真相を掘り下げてほしい」といった声も視聴者から聞かれ、固定ファンをガッチリつかんだ様子がうかがえる。ストーリー的には、今から見始めてもついていける内容だけに、ここから終盤に向けてさらに視聴率を上げる可能性は十分ある。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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