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プロ野球賭博問題"再燃"で「巨人軍が死ぬ」......過去の栄光が生んだ唾棄すべき「深層」

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 3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、昨年末大きな騒ぎを呼んだ「野球賭博騒動」の当事者・松本竜也氏の取材文面が掲載された。

 先週の同誌では、同じく賭博に手を染めた笠原将生氏の言葉が掲載されていたが、笠原氏の場合はほとんどが自身の行為に対する懺悔が中心だったが、松本選手は違った。自身の賭博行為を赤裸々に語っていたのだ。

 松本氏は寮における麻雀やトランプ、果てはノックまで賭けの対象だったと告白。どうやら、チーム内での金銭トラブルもあるそうだ。本当に洒落にならないレベルで、野球賭博は巨人を、プロ野球界をむしばんでいるということが想像できてしまう。

 巨人はここのところいいニュースがまるでない。原辰徳が監督を勇退し、半ば強引に高橋由伸を監督にし、現役引退させたことで「かわいそう」などと非難を浴びた。さらに、かつてチームに所属した清原和博が薬物逮捕され、当時チームメイトだった野村貴仁氏が薬物をすすめたと暴露されるなど、ロクでもない情報しか世間に出回っていない。極め付きに、ここへきて「野球賭博問題」の再燃。新監督の高橋とすればいきなり"爆撃"を受けたような感じで少々気の毒ではある。

 野球人気の低下は以前から叫ばれていることではあるが、プロ野球界を"象徴"するチームである巨人が、現状どのチームよりもプロ野球界全体の足を引っ張っているのだから皮肉なものだ。

 他のチームでいえば、北海道日本ハムファイターズはSNSを駆使したファンサービス、ファン拡大に向けた戦略に余念がないし、福岡ソフトバンクや東北楽天、広島カープなども「地域密着」を打ち出してファン離れに歯止めをかけようと努力している。そんながんばりをちゃぶ台ごとひっくり返すようなダメージが、巨人から出てきた"膿"にはある。

 今の巨人は"国民的"という過去の栄光にいつまでもすがり続けているように思えてならない。これだけ次々とマイナスイメージが世に出るということは、球界でも「頂点」に君臨するがゆえの甘えが横行しているようにしか感じられない。

 プロ野球選手の年棒は、一般世間からすればケタが違う。金銭感覚がおかしくなってしまい、それが違法な賭博に走った原因だろう。現在は将来を見据えた「マネー管理」の講座を開催する球団もあるそうだ。

せめて他のチームからは「間違ったギャンブル」が発見されないことを祈りたい。今回の事件は"氷山の一角"に過ぎないのかもしれないが......。