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2016.10.15 16:43
国枝栄厩舎が秋華賞(G1)のフロンテアクイーンで必殺の「栗東留学」敢行!勝負所を前に強いられた「屈辱のエビダンス」の真相とは
編集部
関東の国枝栄厩舎。
2010年にアパパネで牝馬三冠を成し遂げたことが有名な名門厩舎だが、こと「G1」となると馬連12万馬券を演出した安田記念のブラックホーク、有馬記念でG1初制覇を飾り世間を驚かせたマツリダゴッホ、17番人気でNHKマイルCを勝利して大波乱を起こしたピンクカメオなど、とにかく「一発」の印象が強い。
それに加えて国枝厩舎といえば、やはり「栗東留学」だ。
「栗東留学」とは管理馬が関西に出走する際、普通よりも早めに現地入りして輸送のリスクを最小限に抑える手法であり、国枝厩舎はそのパイオニア的な存在である。
多くの競馬関係者が「国枝厩舎が栗東留学をした」というだけで警戒を強めるほど、その効果はテキメン。2009年のマイネルキッツの天皇賞・春(G1)制覇を始め、桜花賞(G1)や秋華賞(G1)など関西圏でのレースが多い牝馬三冠においても、アパパネの大記録達成に大きな力を発揮。強豪ぞろいの関西馬を震え上がらせた。
無論、栗東留学はそれだけの厩舎スタッフを割いて早めに現地入りさせるため、そうそう簡単に行えるものではない。国枝厩舎としても本当に「勝負になる」と見込んだ時だけ行なう”切り札”だ。
その上で、今週の秋華賞(G1)に向けて国枝厩舎が栗東留学を行なわせ、一足早く現地入りしている馬がいる。紫苑S(G3)で3着だったフロンテアクイーンだ。
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