GJ > 競馬ニュース > アジアエクスプレス無念の引退
NEW

アジアエクスプレス無念の引退…… ダート・芝の両G1勝利達成は夢と消える

【この記事のキーワード】, ,
1209ajia_01.jpg※画像:アジアエクスプレス(JISサーチより

 無念の一言だ。

 13年に朝日FS(G1)に勝利したアジアエクスプレスが引退し、種牡馬になることが発表された。

  馬場幸夫オーナーから、「南満州鉄道で走っていた『あじあ号』のように豪快かつパワフルな走りをして欲しい」という願いを込め、命名されたアジアエクスプレスは、13年11月にダートの2歳新馬でデビュー。1戦目、2戦目のオキザリス賞を見事に連勝し、このままダート馬としてキャリアを積み重ねると見られていた。だが予定していた南関東公営競馬交流重賞である全日本2歳優駿への出走を除外されたことにより、急遽次走は主戦場ではない芝の朝日FS(G1)へ。

 ダートでの実績はあったものの、芝での出走は初。これを不安視するものもいたが、ムーア騎手を鞍上に迎えたアジアエクスプレスは、4番人気に推されていた。この頃から高いポテンシャルを見抜いていたファンが大勢いたのかもしれない。レースでは道中、後方に控えていたものの、第4コーナーで後方からしかけ、最後の直線で猛烈な伸び脚を発揮し、見事に勝利。勝ちタイムは1分34秒7、上りは35.3とこれからの活躍を予見させる強さを見せた。

 その後はムーア騎手から、戸崎圭太騎手へと主戦騎手を変えレースに臨む。だが、芝はおろかダートでも一番人気に推されることが多かったものの、惜しい負けを繰り返し、勝ちはレパードステークス(G3)のみに終わっていた。

 そして、15年8月のBSN賞(OP)後に後脚部負傷が発覚し、長期休養入り。今年の11月に行われた福島民友C(OP)に約1年3カ月ぶりに出走することが一部で話題になり、3番人気に推されたもののレースでは15着に終わる。これがアジアエクスプレスのラストレースとなった。

アジアエクスプレス無念の引退…… ダート・芝の両G1勝利達成は夢と消えるのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊×藤田晋オーナーの「遅れてきた好素材」がデビュー戦V! シンエンペラー、フォーエバーヤングなどに続く「世代5頭目」、重賞級の出世に期待
  2. 【皐月賞】戸崎圭太「継続騎乗」で大物とコンビ! 最も勝ちたいレースに「ダービー3勝」トレーナーが援護射撃
  3. 【マーチS(G3)展望】武豊も困惑「自らブレーキをかけた感じ」で前走惨敗ミトノオー、2戦2勝「得意舞台」に戻って巻き返しへ
  4. 三浦皇成「何もできなかった」絶望の34.6秒。「本当に申し訳ない」リベンジの機会もすれ違い…遠ざかる悲願のG1制覇
  5. 【毎日杯(G3)展望】C.ルメール×木村哲也「チーム・イクイノックス」の大物VSシンザン記念覇者ノーブルロジャー! 日本ダービー登竜門に素質馬が続々
  6. 藤田菜七子「126連敗」で崖っぷち、女性騎手ワースト更新の可能性も…現在の最多連敗は昨年未勝利だったあの若手騎手
  7. 【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在
  8. レガレイラか、シックスペンスか…皐月賞(G1)C.ルメールぐらり!? 安藤勝己氏「後ろ髪を引かれる勝ち方」超G1級シックスペンスが受け継いだキタサンブラックらの伝説
  9. 武豊が惚れた大物3歳牝馬が待望の復帰戦! 福永祐一が「コントレイル以上」と語る父のキャリアと酷似
  10. JRA 武豊「忖度なし」乗り替わりにファンから同情の声!? 「踏み絵でも踏ませる気か……」蜜月厩舎との疎遠が影響か