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偉大なるサトノダイヤモンドに匹敵!? 今年のクラシックは、サトノはサトノでもアレスではなく「アーサー王」が支配する!? ~2017年春・牡馬クラシック展望~

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 8日のシンザン記念(G3)から、実質的な開幕を迎える今年の3歳牡馬クラシック戦線。

 7日にはエアスピネルの全弟として注目されるエアウィンザーが福寿草特別(500万下)に出走予定。来たる"決戦"に向け、俊英たる素質馬が虎視眈々とその爪を研いでいる。

 昨年は戦前から「空前のハイレベル」と称された牡馬クラシック戦線だったが、今年の牡馬は朝日杯フューチュリティS(G1)で牝馬のミスエルテに1番人気を奪われるなど、評判は決して高くなかった。

 だが、結果的にはミスエルテを4着に退け"牡馬の意地"を見せつけると、年末のホープフルS(G2)などの結果も踏まえ、ここに来ていよいよ大物が出揃ってきた感が出てきている。そこで今回は、一足先に2017年の牡馬クラシックの「主役候補」を紹介したい。

 まずは、敬意を表する意味でも2歳王者のサトノアレス(美浦・藤沢和雄厩舎)から。

 ミスエルテに1番人気を奪われたものの、G1だけにそれなりのメンバーはしっかりと集結していた昨年の朝日杯FS。サウジアラビアロイヤルC(G3)でブレスジャーニーと接戦を演じたダンビュライトや、京王杯2歳S(G2)を制したモンドキャンノなど重賞級の馬も集った一戦で、いわれているほどレベルが低かったわけではない。

 実際にJRAが判断した朝日杯FSのレーティングは2歳G1の水準となる115。ハイレベルといわれた昨年の朝日杯FSよりも1ポンド低いだけだ。それを不利といわれている外枠から、出遅れながらも差し切った内容は、サトノアレスの将来を明るくするパフォーマンスだったことは間違いないだろう。

 少なくとも3着以下に2馬身以上の差を付けた勝ち馬と2着のモンドキャンノ(栗東・安田隆行厩舎)は、このメンバーではやや抜けている存在に見えた。今後も高いレベルで期待できるが、逆にその分マイラーとしての高い資質が見えた面は否めない。少なくともモンドキャンノの当面の目標はNHKマイルC(G1)になりそうだ。

 続いて、今でも2歳戦で最も高い評価を受けている東京スポーツ杯2歳S(G3)を勝ったブレスジャーニー(美浦・本間忍厩舎)は、やはり「頭一つ抜けている」と評判の存在だ。

 デビュー戦こそ出遅れて敗れたが、そこから重賞2勝を含む3連勝。特に評判馬が集った東京スポーツ杯2歳Sを中団から鮮やかに差し切ったことで、一躍クラシックの中心に躍り出た。大ベテランの柴田善臣騎手に、ついに悲願の日本ダービー優勝を狙えるパートナーが出現した。