GJ > 競馬ニュース > 怪物エピカリスに足りないもの  > 3ページ目
NEW

怪物エピカリスの米国3冠挑戦は実現せず?昨年のラニにあって、エピカリスに足りないものとは。「10年に一頭の逸材」が背負う悲しき宿命

【この記事のキーワード】, ,

 実際に昨年のエピカリスは北海道2歳優駿(G3)を圧勝しながらも、翌年の海外遠征を睨んで、勝てる可能性が高かった全日本2歳優駿(G1)をパスした経緯がある。それだけを見ても、規格外のタフさがあるとは言い難いだろう。

 つまり、日本馬が米国3冠を戦い抜くには、通常の海外遠征とは異なった少なくとも「2つ」の要素が必要ということになる。

 一つはリスクを背負えるだけの「オーナーサイド」の覚悟。そして、もう一つは過酷なローテーションに耐え得るだけの「馬」のタフさだ。この”人馬一体”となった条件がそろって、初めて米国3冠挑戦という具体的な選択肢が生まれるのではないだろうか。

 昨年のラニの偉業により、米国3冠との距離が大きく近づいたことは確かだ。だが、それでも日本競馬にとって米国3冠は未だ「現実的なターゲット」ではなく、「夢」や「ロマン」といった色合いが濃い。

 怪物エピカリスは、その高き壁に挑むに十分なポテンシャルを感じさせるが、同時に高額の賞金を稼ぎ出す「経済動物」の悲しき宿命からは逃れられないのかもしれない。

怪物エピカリスの米国3冠挑戦は実現せず?昨年のラニにあって、エピカリスに足りないものとは。「10年に一頭の逸材」が背負う悲しき宿命のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
  2. C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
  3. 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
  4. 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
  5. 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
  6. 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
  7. 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
  8. 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
  9. ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
  10. 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々