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スタバはどこへ向かうのか? 課税逃れ批判、脱コーヒー路線、超高級品投入の狙いと行方

文=萩原雄太
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スタバはどこへ向かうのか? 課税逃れ批判、脱コーヒー路線、超高級品投入の狙いと行方の画像1コーヒーの抽出具Clover®(「スターバックスコーヒージャパン HP」より)
 今や、グローバル企業の代名詞となっているスターバックスコーヒー(スタバ)。しかし、同社の順調な成長の裏には法人税の支払い回避という“裏ワザ”が存在していた–。現在は、脱コーヒーチェーンに向けた取り組みを進めつつ、次の時代へと歩みを進めたい考えの同社。いったい、スタバはどこへ向かうのか? さまざまなニュース記事から、その動向を見てみよう。

英国で5年ぶりに納税

●スタバ、英で5年ぶり納税 不当節税との批判受け – 47NEWS(6月24日)

 昨年、ロイター通信のスクープ記事によって、英国進出以来14年間で3840億円の売上を計上しながら、法人税を11億100万円しか支払っていなかったことが判明したスタバ。特に、2008年以降はまったく法人税を支払っておらず、この状況を重く見た英国財務省が、租税回避行為を批判。やむなく5年ぶりに7億5000万円の法人税を支払った。

 スタバのみならず、Apple、Facebook、AmazonといったIT企業も租税回避の常連。日本でも、09年にAmazonに対して東京国税局が追徴課税を行っている。国境をまたいで活躍するグローバル企業が、法人税逃れの甘い汁をすすっている事実は、日本でももっと議論されていい問題ではないだろうか。

エナジードリンクの発売

●レッドブルの“危険な”ブランディングをスタバは“さわやかに”追いかける – 現代ビジネス(6月28日)

 6月、スターバックスは「スターバックス リフレッシャーズ エナジードリンク」を発売。レッドブルやモンスターエナジーなど、次々に日本に上陸するエナジードリンク市場に打って出た。グリーンコーヒーエキスや髙麗人参を配合し、ハイビスカスとライムという珍しいフレーバーで勝負する。

 ライバルのレッドブルがエクストリームスポーツなどにスポンサードしながら「カッコイイ」「危険」というブランドイメージを構築していったのとは異なり、スタバでは爽やかさを前面に押し出している。カジュアルでオシャレなエナジードリンクとして、女性を中心に取り込む狙いだ。

 エナジードリンクの市場規模は、およそ400億円。スターバックスの参入で、この市場がさらに過熱することになるだろう。

炭酸飲料の発売

●スターバックス、コーヒー専門店の枠超えるか – ウォール・ストリート・ジャーナル(7月1日)

 スターバックスでは、アトランタやオースティンの店舗でレモンエール、ジンジャーエールなどの炭酸飲料を試験的に発売している。11年より、ジュースメーカーや、茶葉販売会社、パン販売店などを買収し、商品の裾野を広げている同社。すでに看板から「Starbucks Coffee」の文字は取り外されており、「脱コーヒー」戦略の一環として、新たなる事業の柱を探しているようだ。

 この炭酸販売が全米・全世界に波及するかについては未定だが、同社内でも並々ならぬ関心が持たれている。「コーヒー専門店」から脱皮することで、将来の成長戦略としたいのだろう。

高額商品の投入

●全国のスターバックスの「7店舗」だけで販売されている1杯610円のコーヒーがうまい! – Pouch(7月6日)

 7月8日時点では、東京の7店舗と京都、大阪店でのみ販売されているコーヒー抽出器具「クローバー」を使用したスターバックスのコーヒー。「香りを逃さずに味わいを引き出す」というこの機械で抽出した本格的なコーヒーが楽しめる。スタバが推薦するこだわりの豆を使用した場合、ショートが520円、トールで560円とかなりのお値段になるものの、コーヒー好きであれば、手を出せない金額ではない。

 そのコーヒーを味わった記者は「まったく次元の違うコーヒーに驚かされました」「とてもバランスのとれた高級感のあるコーヒー」と絶賛。マクドナルドも高価格商品にシフトを始めた今、スタバも高級商品を充実させ、客単価の向上をもくろんでいるのだろうか?
(文=萩原雄太)

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