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かつての桜花賞候補ミスエルテがヤバイ... 関係者も頭を抱える現状にソウルスターリングとの差は開く一方

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※画像:ミスエルテ (Xykxより)

 チューリップ賞(G3)、フィリーズレビュー(G2)、アネモネステークス(OP)といった桜花賞のトライアルレースが終わり、あとはフラワーカップ(G3)を待つのみとなり、桜花賞出走馬の全容が見えてきた。しかしかつて"桜花賞候補"とまでいわれた才女の名前が中々挙がってこない。その馬こそ、昨年2歳牝馬戦線の話題を独占したミスエルテだ。

 ミスエルテによる圧巻のデビュー戦は多くの競馬ファンや競馬関係者の度肝を抜いた。その模様を中山競馬場のモニターで観戦していた美浦の某調教師は、

「桜花賞はあの馬を倒す戦いになる」

 とつぶやいたほど。そのレースで戦は直線で一瞬にして後続を置き去りにする豪脚を見せて圧勝。続く重賞のファンタジーステークス(G3)も難なく突破し、その走りっぷりから同馬を絶賛する声があちこちで見られたほど。

 その圧倒的な内容から2歳女王決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は確勝級かとみられていたが、陣営はこのレースではなく牡馬との戦いになる朝日杯フューチュリティステークス(G1)を選択。もちろん勝てば歴史に残る快挙になったわけだが、結果は牡馬の壁に跳ね返されて4着に敗退。賛否両論あったこのチャレンジは失敗に終わってしまった。


●サンデーレーシングの評価は中の上

 ミスエルテは一口馬主クラブ最大手のサンデーレーシングが所有し、一口100万円が40口、合計4,000万円で募集された馬。ミスエルテの同期である牡馬のムーヴザワールドが最高額の1億5,000万円、牝馬ではベルダム(ジェンティルドンナの全妹)がミスエルテの倍となる8,000万円で、ミスエルテは全体の15番目、牝馬では8番目の価格だったことからも、デビュー前の評価は中の上といったところだろう。

 父フランケルは世界最高レーティング140ポンドの評価を受け、14戦無敗という実績を持つ「怪物」と呼ばれた馬。日本ではこのミスエルテ以外にチューリップ賞を勝ったソウルスターリングも同じフランンケル産駒。ちなみにソウルスターリングはサンデーレーシングと同じ一口馬主クラブ大手社台レースホースの募集馬で、一口150万円で合計6,000万円とミスエルテの1.5倍の評価だった。そして成績も阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞を勝利するなど4戦4勝と無敗であり、桜花賞候補筆頭として非の打ち所がない。