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別人作曲、盗作疑惑…なぜ音楽業界で消えない?難しい線引きと人間の嗜好

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●難しい線引き

 音楽業界における盗作疑惑について、世間一般の人々はどのように感じているのであろうか。

「盗作は自分の音楽にプライドがない人がすることだと思う」(20代女性)

「制作する手間を省略するために、他人の作品を借用、盗用したりする行為は許せない」(40代男性)

「パクリ疑惑はたくさんネット上で書かれている。日本からなくなることはないのでは」(30代女性)

「確かに、似てるなぁという曲はたくさんある」(10代男性)

「パクリが親告罪である以上、なかなか減らないのでは」(50代男性)

 世界には無数の楽曲やメロディー・パターンがあるが、音楽業界関係者は「人はある特定のパターンに強く引き寄せられる傾向がある」と言い、米国の映画監督カービー・ファーガソン氏も「世の中には似た作品があふれ返っている。数学的にパターンは無数にあるのに、人間が好むパターンはほんのひと握り」と語っている。また、かつて世界的人気バンドだったビートルズのジョン・レノンは「他の音楽に影響を受けていない音楽なんて存在しない」と断言している。

 こうした背景を踏まえると、何をもって盗作とするのか、その線引きはとても困難な作業といえるのかもしれない。
(文=成田男/フリーライター)

BusinessJournal編集部

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