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かつて「動物虐待」と抗議された調教師が武豊と最後のG1へ。"社畜"ダイアナヘイローに受け継がれる「技術」と「信念」

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かつて「動物虐待」と抗議された調教師が武豊と最後のG1へ。社畜ダイアナヘイローに受け継がれる「技術」と「信念」の画像1

 かつて「動物虐待だ」と抗議の電話を受けた調教師がいた。

 今週のスプリンターズS(G1)に管理馬のダイアナヘイローを送り込む福島信晴調教師だ。

 1996年、師が管理していたミスタートウジンは11歳を迎えていた。ここまでタフに走り続けていたものの、馬券圏内に入ったのは前年1月の3着が最後。惨敗を繰り返し、高齢による能力の低下は明らかだった。

 勝ち目のない馬をこれ以上走らせることに意味はあるのか、いい加減馬がかわいそうだ――。現代でいうブラック企業ではないが、抗議にはそういった思いがあったに違いない。

 だが、福島調教師の考えは、それとは「真逆」のことだった。

「競走馬として生まれたからには、走れる限り、競走に出るのが幸せなんや。この馬が、仮にG1かG2でも取っていれば、種馬になる道も残されている。けど、その時点では種馬になるのは無理だった。もし、ぼくの手を離れたら、もっと切ない結果になるやろう」

 物言わぬ「馬」の都合。どちらが正しいのかはわからない。ただ、抗議を寄せたファンがミスタートウジンのことを「競走馬」として見ていることに対して、福島調教師は競走馬である以前に、命を持った「生き物」として見ていることは確かだった。

「もっと切ない結果になる」という言葉には、そんな"重み"が含まれている。

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