パチンコ『北斗の拳』黄金期が到来? 明暗が分かれた「ホールの覇者」が向かう「未来」は……
パチンコ・パチスロ両分野を牽引してきたエース『北斗の拳』。ただ2017年は明暗がはっきり分かれてしまっている。
パチスロは昨年に引き続き、厳しい意見が目立つ状況。最後の5.5号機として満を持して登場した『北斗の拳 新伝説創造』は、前作『北斗の拳修羅の国篇』に続き苦戦を強いられている。
出玉性能やゲーム性など指摘されている点は様々だが、ホールの軸としての活躍を望むことは難しそうな印象だ。救世主としての活躍が期待されていただけに、不安と悲しみの声は絶えない。「北斗の時代は終わった」との意見さえ上がっているようだ。
それに対しパチンコは好調。4月に登場した『ぱちんこCR北斗の拳7転生』は「新基準機最大のヒット作」と呼べる活躍を見せた。
電サポ中の確変大当たりは「すべて約2400個」という一撃に重きを置いた仕様。基準内で「最大限まで尖らせた」スペックを武器に、快進撃を見せることに成功している。
パチンコにおける勢いは衰えていない印象だ。この結果は、パチンコ『北斗の拳』シリーズが「現行ホールの覇者」である事を証明したとも言えるだろう。
そんなパチンコ『北斗の拳』シリーズ新機種が早くも注目を集めている。『ぱちんこCR蒼天の拳 天羅』が11月6日に登場予定だ。
『北斗の拳』の過去を描いた『蒼天の拳』は「週刊コミックバンチ」(新潮社)に連載されていた人気漫画。過去にもパチンコ・パチスロ化されており、ユーザーにとってはお馴染みのコンテンツだ。
そんな『蒼天の拳』最新作は、確変突入率95%・リミット6回・電サポ100回という仕様で登場。最大の特徴は”無限の可能性”を秘めたRUSHモードだ。リミットを最大限に活用したRELOADシステムが、純粋な確変ループ・ST機では得られない出玉感を実現している。
最強コンテンツ『北斗の拳』が再びホールへ旋風を巻き起こすのか? 『蒼天の拳』も根強いファンがいるシリーズだけに期待は高まるばかりだ。
2016年のパチンコ大ヒット作『CR真・北斗無双』も、ここへきて評価が急上昇。中古価格が夏頃は30万円前後だったにも関わらず、現在は120万円を超える評価となっているのだ。
65パーセント規制によって、本機のようなスペックを発売できなくなったことが影響していることは間違いない。ただ『北斗の拳』シリーズのスピンオフとして登場した『真・北斗無双』がユーザーに支持されなければ、今回の「価格大暴騰」は起きなかったはずだ。
パチスロとパチンコで明暗がはっきりと別れた『北斗の拳』シリーズ。規制や時代の流れに対応しヒット作を生み出し続けてきた『北斗の拳』が、パチスロ界へ新たな風を吹き込むことは2度とないのだろうか……。
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