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JRA「2流馬」が世界最高賞金レースで3着!? 豪州競馬の「レベル」と世界最強ウィンクスへの疑惑

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 14日、オーストラリアのランドウィック競馬場で行われた芝レース世界最高の総賞金額1000万豪ドル(約8.8億円)を誇るジ・エベレスト(芝1200m)。同レースに、日本からオーストラリアに移籍したブレイブスマッシュが出走し、3着に入ったという。

 レースは12頭立てで行われ、残り300mで先頭に立った4番人気のレッドゼルが、外から迫る1番人気ヴェガマジックを抑えて、初代王者に輝いた。勝利したレッドゼルは1着賞金580万豪ドル(約5.1億円)、3着のブレイブスマッシュは80万豪ドル(約7,050万円)をそれぞれ獲得している。

 ブレイブスマッシュがJRA所属時代に獲得した金額は7,496.7万円。つまり同馬は1レースで、日本で出走して獲得した賞金額に匹敵する金額を手にしたことになる。ブレイブスマッシュはオーストラリアに移籍後、初戦の準重賞2着、2戦目には準重賞制覇、3戦目の準重賞でも2着と着実に成績を残している。今回の賞金を加算すれば、日本以上に稼いでいるのは間違いない。

 アメリカンドリームならぬ、オーストラリアドリームを手に入れているブレイブスマッシュだが、今回のジ・エベレストの結果を受け、ネット上では同馬を賞賛する一方、オーストラリア競馬のレベルを疑問視する声も上がっている。

「ブレイブスマッシュは2歳時にサウジアラビアRC(G3)を制していますが、それ以外はさしたる実績は残していません。同馬は移籍後、1200mをメインに出走していますが、日本ではその距離のレースへの出走経験は1走のみ。スプリンターとしての素質が開花した可能性やあちらの馬場との相性がいいということも考えられるのですが、この好成績はちょっと出来過ぎです。そのため、ブレイブスマッシュが3着に入るならば、『ほかのJRA所属のスプリンターなら優勝可能性があった』と考える人が出てきてもおかしくはないですよ」(記者)

 ブレイブスマッシュ以外でも、ジ・エベレストと同日に開催された現地G1トゥーラックH(芝1600m)をチャレンジC(G3)優勝馬・トーセンスターダムが制覇し、30万豪ドル(2,650万円)を獲得している。これらの競走馬はいずれも日本では一線級とは呼べなかったのは確かだろう。

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