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【ジャパンC(G1)展望】武豊「完全復活」でキタサンブラックの連覇なるか!? 宿敵サトノクラウンの「鞍上」は?

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 26日、東京競馬場で開催される第37回ジャパンC(G1)に今年も豪華メンバーが集った。昨年は小雨が降る中を1番人気のキタサンブラックが、2着馬サウンズオブアースに2馬身半差をつける完勝。武豊騎手の絶妙なペースコントロールが流れを支配し、後続にほぼ何もさせなかったレース運びが印象的だった。

 しかし、今年の武豊騎手はいわば”手負いの名手”。調教中の落馬負傷により、先週は日曜日に2鞍騎乗しただけと、今週も万全の状況でレースを迎えられるのかは不透明。今年も主役を務めるキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)にとっても、非常に大きな問題となるはずだ。

 その一方、連覇が懸かるキタサンブラックの方は極めて順調な様子。歴史的不良馬場の中で行われた前走の天皇賞・秋(G1)では、ライバル・サトノクラウンとの壮絶な叩き合いを制して春秋連覇を達成。2年連続の年度代表馬に向けて大きく前進した。

 15日に栗東のCウッドコースで行われた1週前追い切りでは、3頭併せで最先着と上々の動きを披露。陣営も激戦となった天皇賞・秋の「疲れはない」と、その回復ぶりを強調しており、今年も主役の座は譲れないところだろう。

 すでに年内での引退が正式に発表されており、泣いても笑ってもあと2戦。秋古馬三冠達成で歴代賞金王の座も見えており、「伝説」を残してターフを去りたいところだ。

 逆にサトノクラウン(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)にとっては、ここが正念場となりそうだ。

 今春の宝塚記念(G1)ではキタサンブラックが不発に終わる中、他馬を蹴散らす力強い走りで国内G1初制覇を達成。昨年末に、世界の強豪ハイランドリールを破る大金星を上げた香港ヴァーズ(G1)を合わせて、2つめのタイトルとなった。

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