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うんち、おねえさん爆発…過剰すぎる動画を連発する科学未来館の“崇高な”目的とは?

文=萩原雄太
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●過剰な表現で150万回再生


『「フカシギの数え方」 おねえさんといっしょ! みんなで数えてみよう!』(「YouTube」より)
動画URL https://www.youtube.com/watch?v=Q4gTV4r0zRs

 ところで、日本科学未来館動画といえば、最も有名なのが「お姉さん動画」こと『「フカシギの数え方」 おねえさんといっしょ! みんなで数えてみよう!』。組み合わせ爆発のすごさを表現したこの動画は、なぜか唐突に挟み込まれる戦争、マグマの爆発、「おねえさーん」と悲痛に叫ぶ子どもたちなどの過剰すぎる表現がネットで爆発的な人気を呼び、再生回数は150万回以上に上っている。

「『お姉さん動画』は、30代男性を中心として普段ネットで情報を集めている層に好評でした。このヒットによって『ここまでやっても受け入れられる』という目安になりましたね。今回の『整腸ラップ』のほうが、ターゲットがはっきりとしていたのでやりやすかったです」(同)

 ただし、動画をヒットさせれば大成功というわけではない。科学館である以上、配信動画のみならず、実際に来館してもらい、館内設備を体験して科学に興味を持つきっかけにしてもらわなければならない。動画は、来館に結びつけるための足がかりとしての役割も果たしている。

「動画配信に向いているコンテンツと、実際に体験してほしいコンテンツはしっかりと区別をするようにしています。『トイレ展』で展示されている、放送作家の鈴木おさむ氏が作詞した『ありがトイレ』はインターネット配信していません。プロジェクションマッピングの映像と共に、実際に会場で圧巻の迫力を体験してほしいですね」(同)

 一般人にはとにかくわかりにくい科学の知識。しかし、未来館が生み出すようなユニークな動画によって、科学がより身近なものになっていくことを期待したい。
(文=萩原雄太)

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