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【中京記念(G3)展望】超速グレーターロンドンVS夏馬ウインガニオン!? 熾烈なマイルシリーズ王者に名乗りを上げるのは?

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【中京記念(G3)展望】超速グレーターロンドンVS夏馬ウインガニオン!? 熾烈なマイルシリーズ王者に名乗りを上げるのは?の画像1グレーターロンドン「競馬つらつら」より

 7月に入り暑い日が続くが、夏競馬を盛り上げるサマーシリーズはスプリント、2000がすでに開幕し2戦を消化している。そんな中22日(日)の中京競馬場ではサマーマイルシリーズ開幕戦・中京記念(G3)が開催される。ほかのカテゴリーと比較すると3戦しかないマイルシリーズは、シリーズ王者を目指す出走各馬にとって1戦必勝の大事なレースとなりそうだ。

 昨年のこのレースを制しているウインガニオン(牡6、栗東・西園厩舎)が連覇を目指す。6月から8月にかけての夏の暑い時期に7勝を記録している典型的な夏馬で、重賞初挑戦となった昨年の中京記念(G3)では2番手から抜け出し後続の追撃を許さない強い内容で完勝した。勢いそのままに臨んだ関屋記念(G3)でも同様の競馬を展開。最後の直線で勝ち馬をとらえることができなかったものの2着に入る活躍でサマーマイルシリーズ王者の座を勝ちとった。

前走の安田記念(G1)、2走前の京王杯SC(G2)はともに7着と着順はイマイチだがタイム的には大きく負けていない。得意の季節を迎えここからが本領発揮となりそうなだけに、改めて見直したいところ。トップハンデタイとなる斤量を克服することはできれば連覇も十分に可能なはずだ。

 今年に入ってからの重賞で人気を集めるグレーターロンドン(牡6、美浦・大竹厩舎)は、今度こそ期待に応える活躍を見せたいところ。3走前の東京新聞杯(G3)は前に付ける競馬を見せるも、直線でのキレを欠いて9着。2走前のダービー卿CT(G3)では後方待機の作戦に戻してのレースだったが、馬群をさばききれず5着、前走の京王杯SC(G2)は最後方から怒涛の追い上げをみせたが、僅差の4着と人気を裏切ってしまう悔しいレースが続いている。

しかし、初めての1400m戦となった前走では持ち味の瞬発力を存分に発揮しているように状態は確実に上向いているようだ。ここまで戦ってきた相手関係や過去には4連勝を達成したことのあるマイル戦に戻るという事を考えると、当然ながら実力上位の存在となる。重賞制覇のチャンスとなるだろう。

 新潟2歳S(G3)を勝利しているフロンティア(牡3、栗東・中内田厩舎)は初の古馬対戦となる。デビューから2連勝で重賞制覇を飾りその後の活躍も期待されたが、朝日杯FS(G1)、NHKマイルC(G1)の3歳世代での勝負では敗北を喫した。今回はそのNHKマイルC(G1)以来のレースとなるだけでなく、経験豊富な古馬が相手とこれまで以上に難しいレースとなりそうだが、斤量53㎏での出走は断然有利。新馬戦での勝利、ファルコンS(G3)での3着と好相性の中京競馬場でのレースならば大金星を挙げる可能性も十分に考えられる。重賞を勝利した能力がありながらその後の同世代との対決ではいい結果を残すことはできなかったが、3歳馬に与えられたハンデを活かした立ち回りで古馬相手に結果を残せれば秋が楽しみな存在となるはずだ。

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