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JRA名門一口クラブ「静かなる躍進!」 今週デビューの期待の新馬一頭

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 今年の牡馬3歳クラシック戦線で、皐月賞戴冠の呼び声も高かった2歳王者ダノンプレミアムは、挫跖(ざせき)というアクシデントにより皐月賞を無念の回避。弥生賞楽勝後の休み明けとなった日本ダービーでは、4連勝という臨戦過程とそのレース内容のポテンシャルの高さから1番人気に支持されたものの、結果6着と人気に応えられないまま春シーズンを終えた。

 そのダノンプレミアムは、セレクトセールでも高額馬を落札するJRAの大物馬主、ダノンの冠名でお馴染みのダノックス(野田順弘氏)の所有馬。ダノンプレミアムは庭先取引でダノックスが購入した馬だが、その売主は、生産・育成を一貫して行う「日高の名門牧場、ケイアイファーム」である。

 ケイアイファームと言えば、JRAではロードの冠名でもお馴染みの日高系の一口馬主クラブ「ロードサラブレッドオーナーズ」(通称ロード)の母体でもある。クラブの募集馬総数のうち、5割が勝ち上がれば大成果といわれる一口クラブの世界で、同クラブが募集した2015年産の3歳馬は実に「25頭募集のうち、15頭が勝ち上がり」と「静かに躍進中」である。この6月から始まった2歳戦線でも既に「3頭が勝ち上がり」と好調を維持している。一口馬主を嗜む競馬ファンは、改めて同クラブ馬に熱い視線を注いでいる。

 過去の同クラブの代表馬といえば、今年の桜花賞・オークスを比類なき強さで勝ち、巷では「牝馬3冠間違いなし」との呼び声も高いアーモンドアイ、G2 スプリングS勝ちを収めたステルヴィオなどの初年度産駒が大活躍中のスプリント王「ロードカナロア」。他にもオークス馬「レディパステル」、中山牝馬S(G3)連覇の「レディアルバローザ」、クイーンS(G3)勝馬「キャトルフィーユ」など、活躍馬を多数輩出していた。

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