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いま注目のゲーミフィケーションって何? ゆめみ深田浩嗣社長に聞く(2)

祇園の“おもてなし”をIT化!?にみるSNS成功のヒント

【この記事のキーワード】,

祇園の“おもてなし”をIT化!?にみるSNS成功のヒントの画像1「wikipedia」より
「ゲームの仕組みを、ネットビジネスに活用する」
 
 そんな、今ネットの世界で注目のキーワードが、「ゲーミフィケーション」である。

 このゲーミフィケーションを活用し、実際にシステムとしてかたちにし、企業へ提供しているパイオニア的存在なのが、ゆめみだ。

 そのゆめみ社長を務める深田浩嗣社長へインタビューし前回記事(http://biz-journal.jp/2012/09/post_680.html)では、

 「マック、ナイキ……サイトにゲームを組み込んで、ファンや売り上げを伸ばす?」
 「SNSゲームのはまる仕組みを、ビジネスに活用する?」

など、ゲーミフィケーションの基礎や最新動向について語ってもらった。

 今回も引き続き深田氏に、

 「これからのネットビジネス成功のヒントは、祇園にあり」
 「ゲーミフィケーション、そしてITは、これからどのように進化していくのか?

について、語っていただいた。

――SNSやTwitterなど、ソーシャルメディア全盛の今ですが、今後、ネットのマーケティングはどう変わっていくと予想されますか?

深田浩嗣氏(以下、深田) そもそもの話でいうと、ソーシャルメディアが出てきたことで、企業と顧客の関係性が変わらざるを得ない状況にあります。カナダ人ミュージシャンが、ユナイテッド航空に乗った際、自分のギターを手荒に扱われて壊されてしまった。そこで2009年、「United Breaks Guitars」という曲をつくってYouTubeに投稿したら、人気を博して1200万回も再生されて、最初は無視されていたクレームを受け付けてもらえたという話があります。この一件で、ユナイテッド航空はブランドイメージを大きく下げてしまった。

 逆にファンがいいと思った情報をシェアして、爆発的に広めてくれることもあります。パワーバランスが変わって、一個人が企業に影響を与えられるようになったというトレンドは、今後も変わらないでしょう。

 そこで問われるのは、企業の本質です。世の中に何を提供しようとしているのか、顧客側も見極めています。本来あるべき関係性を、お互いがつくっていかなければならない。その「おもてなし」にゲーミフィケーションが役立つわけです。僕らにとってゲーミフィケーションの事業はビジネスチャンスですが、そうした仕組みが普及したほうが、世の中がよくなるだろうという気持ちでやっています。

大きなヒントは祇園にあり

――「おもてなし」とは、具体的にどういう話でしょうか?

深田 ゲーミフィケーションでやりたいのは、おもてなしのテクノロジー化なんです。大きなヒントは、京都の祇園にあります。400年以上続いているので当たり前ですが、祇園のエコシステムはすごくサステイナブル(持続可能)で、おもてなしのレベルも非常に高い。

BusinessJournal編集部

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