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【報道ピックアップ】「会話についていけなくなる前に」(12月12日)

AKB恋愛禁止ではない?秋元大島“仰天”発言は崩壊の予兆?

文=アラキコウジ
AKB恋愛禁止ではない?秋元大島“仰天”発言は崩壊の予兆?の画像1『AKBがいっぱい 〜ザ・ベスト
・ミュージックビデオ〜』(AKS)

 日々忙しいビジネスマン&ウーマンに代わり、世に溢れるメディアの中から、知れば“絶対に”人に話したくなる報道や記事を紹介。日常でなんとなく耳にするあのニュース・情報の裏側や、テレビなどでは報じられないタブーに迫ります!

【今回ピックアップする記事】
『AKB増田と“不倫”で婚約解消ISSA父が「息子は平成の火野正平」(「週刊文春」<文藝春秋/12月13日号>)
『AKB48崩壊を予感させた恋愛禁止「大島優子」の奇矯行動(「週刊新潮」<新潮社/12月13日号)

 先日、年末の風物詩のひとつ、『FNS歌謡祭』(フジテレビ)を見ていた時、私の頭にふとよぎったこと。

「ジャニーズ系とavex系(特にザイル系)とAKB48系のアーティストを除外したら、音楽番組として成立するのだろうか?」

 実際、CDの年間セールスを見ても、嵐とAKB48系グループのツートップがランキング上位を絶賛独占中ですし、さぞ、ジャニー喜多川氏、秋元康氏の両御大は笑いが止まらないだろうなって思っていましたら、どうも最近、AKB48周辺がザワザワ騒がしい。

 すでにご存じの方もいると思いますが、AKB48メンバー増田有華(21)が「平成の火野正平」ことDA PUMPのISSA(33)との不倫スキャンダルで、チームを脱退する事態となり、そこそこのニュースになってます。

 文春(12月6日号)に交際がスッパ抜かれる前日(11月28日)、増田は秋元康氏と密かに話し合ったらしく、AKBの活動に対するモチベーションが下がっていたこともあり、あっさり脱退を発表してしまったという顛末が、今週発売の文春に掲載されています。ISSAといえば、昨年末、福本幸子さん(実家のパパはスーパーお金持ちらしいですよ)との婚約を発表したばかりだったわけですが、婚約はすでに解消されているらしく(ISSAの所属事務所談)、増田の略奪愛が成就したかたち。「カネよりオッパイを取った」と一部では言われてます。

 脱退を発表した翌日、増田はAKB劇場でファンに対し、「ISSAはお兄ちゃんみたいな存在」と交際を完全否定し謝罪したわけですが、AKBのメンバーの中では知られた話であり、増田の茶番劇にメンバーは冷たい視線で呆れていたようで、その後に行われた最後の握手会では、後輩メンバーが「ダパンプ! ダパンプ!」と口パクではしゃいでいたという話も文春には書かれています。

大島優子が上層部へ反抗?

 そんな中、絶対的エース前田敦子なき後、センターを受け継いだ大島優子が、本件に対して出したコメントの内容がファンの間では物議をかもしてます。今週発売の新潮に、

「大島はキャプテンですから、本来なら恋愛禁止の掟を破った彼女を激しく叱責すべきなのですが、“有華、頑張ろう”などとエールを送ったのです」
「彼女自身も、“恋愛禁止”を激しく言い渡されてるのです。その奇矯な行動と言動は、上層部に対する反抗だと思いますね」

と解説されてる通り、AKBの支柱である大島が、グループの絶対ルールである「恋愛禁止ルール」を破った増田を擁護したことで、AKBの不文律が崩れつつあり、いままさにAKBの中で、「何かが起こってる」ことを予感させます(そう言えば、少し前に「前田敦子・佐藤健お姫様だっこスクープ」の飲み会現場に、大島優子がいたことを思い出しました)

 さて、ここのところ、「恋愛発覚→脱退」を連発しているAKBメンバーの現状に対して、メンバーにとっては「ネ申」の存在であるあの方が奇妙なことを言ってます。

 AKBの総合プロデューサーである秋元康氏(54)が、ラジオ番組(『今日は一日“AKB”三昧IN幕張メッセ<NHK FM>』)で、「恋愛禁止とは一度も言っていない」と発言したのです。番組パーソナリティーが、増田とISSAの問題を引き合いに、「恋愛禁止条例って、これはAKB48にとって必要なものだと思いますか?」と秋元氏に質問しましたところ、秋元氏は、

「多分ですよ、僕は一度も言ってないんですよ、恋愛禁止条例って。それが面白いと思ったんで『恋愛禁止条例』っていう公演をつくったりはしたけど」

と、AKBの「ネ申」である、秋元氏自身の口から、「AKB内に、恋愛禁止ルールなど存在しない」と、発言してしまったわけです(その後、「暗黙のルール」が存在するという説明を行っています)

 ちょっと待って下さい……

 仮に、恋愛禁止ルールがないのであれば、これまで恋愛発覚したメンバーで、活動自粛させられたり、脱退した(させられた)メンバーは、いったい何だったのか? と思ってしまいますし、何よりあの前田敦子の卒業の際に、「卒業すれば恋愛禁止条例が解除される」という主旨の発言を、『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)内で発言してますから、この矛盾した状況を、どう説明するのでしょうか?

 だって、恋愛禁止ルールがないのであれば、特に解除すると言う必要もないわけで。そもそも、いまさら恋愛禁止ルールが存在しないなど、ファンもメディアも誰も信用しないでしょう? 「異性とも同性とも恋愛禁止」と書かれた内容の誓約書が存在することをほのめかすメンバーもいるくらいで、なんでいまさら、秋元氏が、恋愛禁止ルールの存在を否定するようなことを言い出すのか、関係各所から疑問の声も出ています。

河西智美、高柳明音、松井玲奈にも異変が……

 期待されてゴリ押しされた「光宗薫」が、運営側の期待とは裏腹にファンからはまったく支持されず、結果的に不可解な脱退をしたのが今年の10月。その後、NMB48のメンバーが大量脱退し、さらには、河西智美がテレビ朝日の人気番組『いきなり!黄金伝説。』の「芸能人節約バトル1カ月1万円生活」に出演するも即逃亡。しかし、特にペナルティーもなく直後にソロデビューを発表。

 ちなみに、その河西は、11月27日のスポーツニッポン新聞社のインタビューで次のように話しています。

「今までしてきたことは努力ではないと思うんです。私は自分がやりたいと思うことをやってきました。ボイトレにしても、やりたいことだから、やっていてつらくないんです。やりたくないことを頑張ってやるのが努力だと思います。これからは精進するために努力したいと思います」

と、「1カ月1万円生活をやりたくなかった」と受け取れる主旨の発言をして物議をかもしてますし、ほかにもSKE48の高柳明音が、「握手会楽しみたいのに、いつも体がついてこない」と、過酷な握手会に対して自身のブログでグチってます。この時の握手会では、松井玲奈が急性胃腸炎のため欠席していますし、小木曽汐莉は体調不良で途中退席する事態になってます。先の番組をバックレた河西智美は、握手会欠席の常連ですし、もう、なんだかあちこちで火種がくすぶってる様子で、何かのきっかけで大炎上する可能性もゼロではありません。

 メンバーが増えすぎて運営側がプライベートまで管理できなくなるのは、ある程度、仕方ないことではありますが、頑張っても全然メディアに出られない、評価されないと嘆くメンバーのストレスのはけ口が恋愛に向かってしまうのも、ある意味、避けられない現象なのではないかと。だって、10代後半から20代前半の時に恋愛禁止とか言われて、「ハイ、そーですか」と素直に納得できますか? みなさんは。

 いずれにしても、メンバーが、タレントや有名人と付き合うのを放置して、これまでAKBブームを支えてきたファンの気持ちが冷めてしまっては、AKBバブルが崩壊するのは目に見えてます。そこで、危機感を感じた秋元康氏は、だったらいっそのこと恋愛禁止ルールをなかったことにし、ファンの興味を、もう一度メンバーに向けさせようとしているのではないかと深読みしてしまいます。

 ファンに、「もしかしたら、オレもメンバーと付き合えるかも」と思わせることで、「会いに行けるアイドル」から「付き合える(かもしれない)アイドル」に進化させようとしてるのか……。

 今回の、秋元氏の一連の不可解な発言が、吉と出るか凶と出るか……凶と出た場合、AKBビジネスが終焉を迎えるのは近いかもしれません。
(文=アラキコウジ/ネタックス)

アラキコウジ

アラキコウジ

人力情報キュレーションサービス『ネタックス』を主宰。さまざまなメディア情報の中から、本当に使える情報をピックアップする、忙しい現代人のための時間短縮ツール。情報を単にクリッピングするだけではなく、大量のメディアを横断的に見ることで持ち得た独自の視点によって、よりわかりやすく面白く解説された“ネタ”として配信されるのが特徴。ビジネスマンのマストツールになるべく、日々鋭意運用中ですが、使える情報源の宿命でもある「人に教えたくない」スパイラルにはまっており、解約者がほとんど出ない割に、利用者がなかなか増えないことが目下の悩みのタネ。夢は、ネタックスの利用料だけで生きていくこと。

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