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HR総研所長・寺澤康介「ビジネスパーソンのための王道キャリアアップ」(6月28日)

人事部は社員の出世をどう決めている?社員全体の底上げより、管理職候補へ重点教育の傾向

文=寺澤康介/HRプロ社長、HR総研所長
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人事部は社員の出世をどう決めている?社員全体の底上げより、管理職候補へ重点教育の傾向の画像1「図1:現在の人事の最重要課題(採用・育成系)」(HR総研調べ)

 当社は、企業の経営者・人事担当者向けの日本最大級のポータルサイトやイベントを運営しており、現在約5万5000人の経営者、人事担当者の会員を有している。サイトには、人材採用、人材育成、人事・労務管理など、企業の人事戦略に関するあらゆる情報が集まっており、さまざまな調査を通して、客観的な人事関連のデータをメディアに発表している。

 当社は、主に企業の経営者、人事部門に対して情報を提供しているが、本連載では主にビジネスパーソンの側に立ったキャリアアップのための情報を提供していきたい。なぜなら、世の中にあふれるキャリアアップのための情報には、的外れなものが多いと感じているからだ。

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 キャリアアップをテーマにした書籍やセミナーでは、極めて特異な個人的な体験に基づき、それを普遍化するような内容で、大抵の人が真似できないようなことを勧めていることが多い。また、「自己啓発」に関する書籍やセミナーの愛好者で仕事ができる人を、筆者はほとんど見たことがない。自己啓発本を読み、セミナーに参加すること自体に満足感を感じている人は多いが、実際の仕事に生かしているというよりは、実際の仕事から逃避するための快感をそこから得ているのではないかと感じてしまう。

 本連載ではそうした自己啓発本やセミナーとは真逆の、客観的データに基づく、極めて具体的な「ビジネスパーソンのための王道キャリアアップ」について考察していき、実際の仕事に生かしていただくことを目指したい。

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