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ペットボトル入りビールが旨いぞ!

文=はたけあゆみ/フリーライター
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 仕事を終えて家に帰り、冷蔵庫で冷やした缶ビールをプシュッと開けてゴクリ!

 そんな楽しみを胸に、日々の業務を乗り越えているビジネスパーソンも多いのではないだろうか。家で飲むビールといえば缶入りが一般的だが、最近、ペットボトル入りのビールが登場した。

 キリンが運営する会員サービス「キリン ブルワリーオーナーズクラブ」では、ペットボトルに入った特別仕込みの限定ビールが定期的に届き、ボトルをホームビアサーバーにセットすると、クリーミーな泡と共に注ぎたてのビールを家庭で楽しむことができる。

 かつては清涼飲料水といえば缶や瓶に入っていたが、今ではほとんどがペットボトル入りになっている。大量に消費されるアルコールの代表格、ビールにも、その波が来たのだろうか。

なぜペットボトル入りのビールはなかったのか?

 そもそも、多くの炭酸飲料がペットボトルで売り場に並ぶ中、ペットボトル入りのビールは見かけたことがない。それは、なぜだろうか。

 理由は、ビール特有の性質にある。ビールはとてもデリケートな飲み物で、温度、日光、衝撃、振動、酸素などに弱く、成分が変質すると味が劣化してしまう。そんなビールの香味を存分に味わうため、容器にはさまざまな性能が要求されるのだ。

 前述のブルワリーオーナーズクラブに採用された「ハイバリアPETボトル」を開発した三菱樹脂広報部によると、飲料や調味料の用途であれば通常のペットボトルのバリア性に問題はないが、デリケートで外部からの影響を受けやすいビールなどでは、通常よりバリア性を高める必要があったという。

 その条件をクリアしたのが、ハイバリアPETボトルというわけだ。

より高いバリア性を実現できた要因とは

 香り、泡、芳醇さなど、ビールが持つ繊細な風味の大敵は、日光だけではない。ブルワリーで完成された味をそのまま家庭に届けるためには、日光のほかに酸素や炭酸ガス、水蒸気からも守る必要があった。

「ハイバリアPETボトルのバリア性向上の要因は、内面に施した特殊な炭素膜(DLCコーティング:ダイアモンド・ライク・カーボン・コーティング)です。これにより、ハイバリアPETボトルは一般的なものに比べて酸素で約10倍、炭酸ガスで約7倍、水蒸気で約5倍のバリア性を実現しています」(三菱樹脂広報部)

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