ビジネスジャーナル > ライフニュース > 長い飛行機移動がこんなに楽に!
NEW
新見正則「医療の極論、常識、非常識」

気の遠くなるほど長い飛行機移動…こんなに楽に過ごせる!時差ぼけを防ぐ究極の方法!

文=新見正則/医学博士、医師
気の遠くなるほど長い飛行機移動…こんなに楽に過ごせる!時差ぼけを防ぐ究極の方法!の画像1「Thinkstock」より

 今回は、時差ぼけ解消作戦に関する話題で盛り上がっています。“極論君”は飛行機の中で一睡もしないという作戦です。一方、“非常識君”は、飛行機の中ではひたすら寝るという作戦です。

 日本から南に移動する場合には、あまり時差は問題になりません。オーストラリアは2時間先、インドネシアやタイは2時間前、フィリピンや台湾は1時間前です。ところが、イギリスは9時間前、フランスは8時間前、サンフランシスコは18時間前、ニューヨークは14時間前です。

 そして船旅であれば時差ぼけは起こりません。移動時間が長く、その間は毎日がのんびりすぎるからです。ところが、飛行機を利用すれば、イギリスやニューヨークにも12時間程度で到達できます。だからこそ昼夜が逆転して時差がつらいのです。

 さて、イギリスを例にとりましょう。ある便は、東京を午前12時前後に離陸して、ロンドンは午後4時過ぎに到着、帰りはロンドンを午後7時前後に離陸して、東京は午後3時前後です。イギリスには夏時間がありますので、これは今頃のだいたいの時刻と思ってください。そして飛行時間は風の影響などもありますが、だいたい12時間の飛行時間です。この12時間を機上でどう過ごすかというお話です。

 極論君は、飛行機に乗ると仕事があればそれを持って行き、12時間ずっと食事の時間を除いて、ひたすら仕事に熱中するというのです。仕事がなければ、備え付けのエンタテインメントシステムを12時間ぶっとおしで楽しむか、日頃見たい映画などをダウンロードして、スマートフォンやもう少し大きな画面のデバイスで12時間エンジョイするというのです。そして現地の時間でいつもの就寝時刻になれば、極論君は午後の11時から12時にいつも寝ますので、その時間に床につけば、否が応でもよく眠れるといいます。

 イギリスは9時間前ですから、日本時間でいえば朝の8時か9時までは一睡もしないで徹夜をして、そして床につくという作戦です。そして次の日も、いつもと同じく6時から7時に起床するというのです。

 一方の非常識君は、ひたすら寝るといいます。寝ていれば、食事の時にはキャビンアテンダントは起こさないので、食事も摂らずに12時間近くを寝ることもあるそうです。睡眠薬を使って寝ることもあるそうです。また、食事だけは食べるときもあります。イギリス行きを考えれば、昼の12時には強制的に寝ようという作戦です。日頃寝不足でがんばって働いているので、昼の12時から眠れるとうのは至福の時間だそうです。

新見正則/医学博士・医師

新見正則/医学博士・医師

1959年生まれ
1985年 慶應義塾大学医学部卒業
1985年~ 慶應義塾大学医学部外科
1993~1998年 英国オックスフォード大学医学部博士課程
1998年~ 帝京大学医学部外科に勤務

 幅広い知識を持つ臨床医で、移植免疫学のサイエンティスト、そしてセカンドオピニオンのパイオニアで、モダン・カンポウやメディカルヨガの啓蒙者、趣味はトライアスロン。著書多数。なお、診察希望者は帝京大学医学部付属病院または公益財団法人愛世会愛誠病院で受診してください。大学病院は紹介状が必要です。

気の遠くなるほど長い飛行機移動…こんなに楽に過ごせる!時差ぼけを防ぐ究極の方法!のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!