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精神科医が分析する大人の「人見知り」――その原因となり得る10の思考パターン

新刊JP
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精神科医が分析する大人の「人見知り」――その原因となり得る10の思考パターンの画像1※画像:『大人の人見知り』(ワニブックス刊)

 「私は人見知りです」と自負している人は多いだろう。大人になっても、初対面の人とうまく意思疎通できない。実は社交的に振る舞っているが、実は人見知りをする性格で、別れた途端に疲れてしまう。

「大人になっても人見知りなんて…」という声もあがりそうだが、そこで無理をしてしまうと重篤な「社交性不安症」という心の病気を引き起こし、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)がどんどん低下してしまう可能性がある。

 この状態を抜け出すには、どうすればいいのだろうか? 『大人の人見知り』(ワニブックス刊)の著者である精神科医の清水栄司氏は人見知りのメカニズムを正しく理解することを訴えていている。

■人見知りを招く思考のクセ10パターン

 なぜ人見知りは起こるのか? それは、今から紹介する10パターンの「思考のクセ」を持っていると、人見知りになってしまう。これは専門用語で「認知の歪み」と呼ばれていて、物事の考え方や捉え方のことを指す。

 では、どんな「思考のクセ」が人見知りを招くのだろうか。10パターンを紹介しよう。また、

(1)全か無か思考

(2)一般化のし過ぎ

→ネガティブな結果がもたらされると「自分はいつもこう」などと思う傾向がある。

(3)心のフィルター

→物事の悪い面ばかりが目についてしまう思考パターンになっていないだろうか?

(4)マイナス化思考

(5)結論の飛躍

→「心の読み過ぎ」と「先読みの誤り」の2パターンに分かれる。

(6)誇大視と過小評価

→自分の悪い点や失敗は必要以上に大きく考え、良い点や成功などは極端に考えてしまう。

(7)感情的決めつけ

→感情を根拠に物事を決めつけてしまう。

(8)すべき思考

(9)レッテル貼り

(10)自己関連付け

→何か起きたとき、自分とは直接関係がなくてもも、その結果の責任が自分にあると考え、自分を責めてしまう。

 なるほど、このパターンに当てはまる思考をしている人は少なくないだろう。これらのパターンを覚えておけば、認知不安を感じたときに気づけるので、そのパターンから逃げ出すことができるようになるはずだ。

 「人見知りは性格。そんな簡単には治らない」と思っている人も、心の病の予備軍であるとなると、話は変わってくるのではないだろうか。

 本書は脱「人見知り」のための技術も紹介している。著者の言葉を参考に正しい、人見知りを改善してみてはどうだろう。(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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