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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

海老・イカ・タコ・貝、驚きの健康増進&病気予防効果…コレステロール減少も

文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士
海老・イカ・タコ・貝、驚きの健康増進&病気予防効果…コレステロール減少もの画像1「Thinkstock」より

 10月は陰暦で「神無月(かんなづき)」という。日本の神道でいう神様たちが、一斉にいなくなるからとの由。その神様たちはどこへ行かれるのかというと、出雲(島根県)に集まられるという。よって、島根県では10月は「神有月(かみありづき)」と呼ばれる。

「1」「2」「3」はギリシャ語で「mono」「di」「tri」といい、「8」は「octa」である。英語の「octopus」(octo=8、pus=足)が8本足の「たこ」であることからも、「octa」は「8」であることがわかる。

 英語で10月は「october(オクトーバー)」といい、本来は「8月=8番目の月」の意である。それなのに、ローマ皇帝「Julius」(紀元前100~44年)と「Augustus」(同63~紀元後14年)が「July=7月」「August=8月」として入ってきたので、本来は8月の「October」が「10月」に繰り下がったのだ。

 前口上の講釈はさておき、欧米ではdevil fish(悪魔の魚)として忌避される「octopus(たこ)」を食べる国々が、イタリア、スペイン、ギリシャなど地中海の国々である。こうした国々では、たこのみならず、海老、イカ、貝、魚などの魚介類のほか、オリーブオイル、野菜、豆類、果物などを多く食べ、乳製品や肉類の摂取は、ほかの欧米諸国に比べて少ない。

 こうした「地中海食」は「和食」と共に、「健康長寿食」として世界中の脚光を浴びている。実際、地中海の島々を訪れると、100歳以上の長寿者がたくさんおられる。さて、今でも、海老、カニ、イカ、タコ、貝、牡蠣などの魚介類は、高コレステロール食品として「好きだけど控えている」とおっしゃる人が少なくない。

多量のタウリン含有

 しかし、この「魚介類=高コレステロール食品」は40年も前、1977年に大阪大学内科教授(当時、のちに大阪大学総長)の山村雄一博士によって否定されている。

 山村教授らの研究グループらはコレステロール測定において、それまでの「比色法」にかわり、コレステロールにしか反応しない酵素を利用して分析器で厳密に測定する「酵素法」を考案した。

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。「白血球の働きと食物・運動の関係」について研究し、同大学大学院博士課程修了。スイスの自然療法病院B・ベンナー・クリニックや、モスクワの断食療法病院でガンをはじめとする種々の病気、自然療法を勉強。コーカサス地方(ジョージア共和国)の長寿村にも長寿食の研究に5回赴く。現在は東京で漢方薬処方をするクリニックを開く傍ら、伊豆で健康増進を目的とする保養所、ヒポクラティック・サナトリウムを運営。著書はベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「食べない」健康法』(PHP文庫)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、石原慎太郎氏との共著『老いを生きる自信』(PHP文庫)、『コロナは恐くない 怖いのはあなたの「血の汚れ」だ』など、330冊以上にのぼる。著書は韓国、中国、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、タイなど世界各国で合計100冊以上翻訳出版されている。1995~2008年まで、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」へのレギュラー出演など、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍中。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩の御殿医。

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