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なぜかマネー雑誌には載らない

4倍の儲け!? 国内VS海外業者比較から学ぶ、FX取引の基礎知識

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 ここで現実のFX取引に即してみてみよう。

 実際には、1米ドル=1通貨の売買では、1日における為替市場の動きは、せいぜい1円、2円の値動きでしかないので、これでは儲かるどうこうの話ではない。なので実際の取引では、1万通貨(米ドルなら1万米ドル)以上の売買を行うことが多い。

 仮に1万米ドルの売買を行うとしよう。1米ドル・82円34銭×1万米ドルなので、82万3400円だ。ここでみずからの手持ち資金が82万3400円あり、これで1万米ドルを売買したとすれば、「レバレッジ1倍」だ。

 しかし、レバレッジを効かせれば、1万米ドルを売買するのに、82万3400円の手持ち資金がなくてもよい。仮に100倍のレバレッジを効かせるのであれば、その100分の1の8234円の担保(証拠金)で、82万3400円を運用できるというわけだ。

 3月時点、日本ではレバレッジ倍率は、25倍までと規制されている。つまり1万米ドル・82万3400円を運用しようとした場合、レバレッジ100倍ならば、8234円の手持ち資金があれば運用できるが、国内業者の場合、82万3400円の25分の1=3万2936円なければ運用できない。

 この1米ドルのレートが82円34銭から83円34銭へと円に対して上昇したとしよう。レバレッジ100倍でも、25倍でも、運用額は1万米ドルなので、83万3400円−82万3400円=1万円の利益である。この場合、国内業者での取引において、1万米ドルの売買を行う場合に求められる証拠金・3万2936円を、海外業者を利用してレバレッジ100倍で売買するとどうなるか?

 国内業者と同額の 1万米ドルを、たった8234円の証拠金で売買できるので、3万2936円の証拠金を用意すれば、その4倍、4万米ドル分の売買が可能となる。つまり、海外業者を利用すると、1米ドルのレートの上昇幅が同じでも、国内業者の4倍の利益を得ることができるのだ。

 もちろんこれは、海外業者を利用すると、同じ元手でも国内業者の4倍の損失が発生する可能性があるということだ。もっとも実際の取引では、損失額が預け入れた証拠金を超えた時点で、取引が強制終了されることがほとんどだが、海外業者の場合、急激な値動きの変動で、強制終了の措置が追いつかず、預け入れた証拠金額以上の損失が出る可能性もある点は要注意だ。

BusinessJournal編集部

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