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伊藤喜之(『バカでも年収1000万円』著者)

“最速出世”のために20代が読むべき5本

文=伊藤喜之
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"最速出世"のために20代が読むべき5本の画像1日経読んでも出世はできません!
学歴ナシ、専門スキルなしの状態からベンチャー企業取締役に上り詰め、弱冠27歳で年収1000万円を達成した伊藤喜之氏は、いかにして20代で”最速出世”を果たすことができたのか? メディアが垂れ流す”偽りのノウハウ”を取り上げながら、”バカリーマン流”出世道を披露する!

出世する人に共通する”評判の好循環”とは – web R25(11年7月8日)

 成果、実力よりも、評判、自己PR力が出世には必要です。20代のうちから「知識、専門力」などで勝負しようと錯覚する人がいますが、20代で身につく専門力なんて、所詮どんぐりの背くらべ。この記事では「評判」という言葉を使っていますが、要するに「目立て」ということ。僕の友人の全米No.1セールスマンも、「僕はアメリカにいたけど、顔がアジア人だったから、アジアの案件では必ず指名された。要は目立っただけなんだけどね」と言っています。

 堅実に仕事をしていても、誰にも気づかれなければウワサのひとつも起きません。自分の頭の中は他人からは見えないので、まず外面で目立たないと、指名すらされませんよね。

ドントコイ社 社名由来は『トリック』だった – 日刊SPA(4月12日)

 何事も「極端にわかりやすい」か、「それ、絶対おかしいでしょ」というぐらい、振り切ると、実力がなくても目立つため、仕事が回ってきます。上司やお客さんからすると、「若手は大して能力差がない」という考えの人は多いので、「どうせ仕事を頼むなら、かわいいヤツか面白いヤツに」と思うのが人間です。となると、この記事のように明らかにおかしい社名をつけるとか、「僕は世界一のM男です。だから厳しい仕事をください」というキャッチコピーを名刺に書くとかすれば、賛否両論はあるにせよ、確実に仕事の数は増えるでしょう。

新聞社の「現在の就活に対する提言」は、所詮は奇麗事の寄せ集めに過ぎない – 就活生に甘える社会人(2月13日)

 学生時代にこんな広告(記事内写真)をすり込まれたら、あたかも「日経新聞を読めば仕事ができるようになるのか」と錯覚します。が、僕はこれまで数千人の経営者、ビジネスマンとお会いしていますが、「人より優れた結果を出せた秘訣は?」という質問に「日経新聞を読んだから」と答えた人はひとりもいません。現に、僕は新聞なんて一度も読んだことありません。テレビ欄は別として♪

2月生まれは出世に有利で、3月生まれは不利!? 実は関係がある「生まれ月」による出世度の違い – ダイヤモンド・オンライン

 出身大学、保有資格など、出世した人のあらゆるデータが雑誌やネットなどで紹介されています。そのデータを参考に自分で行動を起こせるならいいのですが、この記事のような「自分の努力ではどうしようも変えることのできないもの」をデータとして見ても、何の意味もありません。実際に出世をした人は、「とにかく目の前のことをやっただけ」とか「人と違うことを結果が出るまでやり続けただけ」というような答えが返ってきます。

 出世のことを考えるなら、生年月日や占いなどで一喜一憂するのではなく、もっと現実的な部分をカイゼンしていったほうが得策です。

終業後の仕事の電話は出るべき? – web R25(4月12日)

 他人の携帯電話に電話をかける際、カバンやポケットから出してボタンを押すだけ、という単純作業でできるため、その行為に精神的なハードルはゼロです。ハードルが低い、ということは、どうでもいい内容でもかけてしまう、という状態。そのような薄い情報が携帯に着信するぐらいでわざわざ迷うぐらいなら、携帯電話を捨て去ってみてはいかがでしょう。

 それでも、会社の電話にかかってきた電話こそ、本当の有事なはず。若手はただでさえ、仕事効率が悪いのに、こんなくだらない電話に振り回されていては、ダメだと思うのです。

伊藤喜之

伊藤喜之

アライブ株式会社取締役、バカリーマン日本代表。学歴ナシ、資格ナシ、専門スキルナシの状態から、27歳で年収1000万円を実現。著書『バカでも年収1000万円』(ダイヤモンド社)は16万部のベストセラーに。現在では東証一部上場メーカーや、外資系大手レコード会社から指名が来る、広告戦略のコンサルタントとして、数々のヒットを生み出している。

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