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20年間もお墨付きを与えていた!?

悪徳AIJを野放しにしていた金融庁の”隠された”罪

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 日本証券投資顧問業協会の調べによると、06年3月末の投資顧問会社会員数は150社だったのが、11年末には251社と1.7倍に増加している。また、契約資産残高も、06年3月末は海外顧客も含め4887件/16兆1423億円だったものが、11年末には5万655件/124兆1978億円と、件数で10.4倍、金額で7.7倍に激増している。

 海千山千の投資顧問会社のカモにされた、年金基金の資産運用リテラシーのなさも問題だが、投資顧問会社の営業を実質的に野放しにしてきた行政の怠慢は、やはり許されるものではないだろう。「AIJ問題は起こるべくして起こった問題。そして、これは氷山の一角だ」と断言する金融業界関係者の声を、行政はどのように聞いているのだろうか。
(文=福井 晋/フリーライター)

BusinessJournal編集部

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