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企業は「自社の悪口」は大金を払ってでも消したい!

繁盛中の「2ちゃんねる書き込み削除ビジネス」って何だ?

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「まず、2ちゃんねるに限らず、中傷サイト対策には”排他的SEO”があります。基本的には特定のサイトを検索結果の表示順位から意図的に下げるということは原理的にはできないのですが、意図的に上げることは可能です。A社の中傷サイトを目立たせなくする場合、A社に関するサイトを30〜40個ほど新しく立ち上げて、それを上位に持ってくるようSEO対策をすることで、結果的に既存の中傷サイトが下に落ちてゆくわけです。

 お値段は、サイト制作費用で30万円。あとは成果報酬になっておりまして、1対象あたり日額5000円ですが、対象が何サイトでも月額30万円が上限となっておりまして、対象サイトが多いほどお得になります」

 検索結果において、特定のサイトの表示順位を引き上げる際に重要なのは、他サイトから、多くのリンクがそのサイトに対して貼られていること。多くのサイトから参照されているということは、そのサイトの重要度が高いと認識し、評価が高いサイトとして、表示順位を上げるのである。

 検索結果だけでなく、検索すると検索窓の下に羅列される関連検索ワードも、ネガティブなものは企業にとっては頭が痛いものだ。たとえば、ヤフーで、ある有名居酒屋チェーン店の名前を入れると、関連検索ワードとして「ブラック」「過労死」などと出てくる。これを消すにも、検索エンジンのアルゴリズムの隙間を縫う巧妙な手口を使う。

「関連検索ワードにネガティブな言葉が出てくると、それを見ただけでネガティブな印象をユーザーに与えますし、それをクリックしますと、大概、批判サイトや中傷サイトが大量に出てきます。それらのサイトをすべて削除するのは困難ですから、関連検索ワードを根本的に消す必要があります。やり方としては、例えば、ヤフーさんの場合、消したいキーワードを何回もクリックしてゆくんです。これをやると、ヤフー側が意図的にキーワードの順位を上げようとするスパム行為であると認識して、そのキーワード自体を表示しなくなるんです。同じIPアドレスでこれをやっても無効になるので、IPを変えながらの作業となります。お値段は10万円程度。キーワードが何個あっても変わりません。また、削除した後に新しく出てきたキーワードの削除についても、追加料金なしで対応しております」

 上記のような手法が実際に有効であると筆者としては断言できないし、こうした行為は道義的には問題ありという指摘もあるだろう。だが、近年、ネットから「ブラック企業」という流行語が生まれるその陰では、A社のようなサービスにニーズがあるのも事実のようだ。

ミラーサイトの書き込み削除は「金銭」で解決する !?

 では、ネットの中傷対策のメインとなる2ちゃんねる対策は、どんな内容なのか?

BusinessJournal編集部

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