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「ダイヤモンド」vs「東洋経済」! 経済誌双璧比べ読み(7月第4週)

円をアメリカに流す!? アフラックの経営姿勢にかみついたダイヤモンド

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 今回の特集には『失敗しない就農ガイド』なる記事もあるが、農業法人の求人は月給15万円程度。新規就農者の7割が、農業だけでは生活できていない現実を紹介している。今回の特集タイトル『農業で稼ぐ!』とは裏腹に、あまりにもリスクが山積みで、今回の正しい特集タイトルは、『農業で稼ぎたい!』とすべきではないだろうか。

 業界ナンバーワンのアフラックの経営姿勢を鋭く批判する!

「週刊ダイヤモンド 7/28号」の大特集は『不眠・不安・疲労 全対策 職場と家庭のうつ』だ。心の病に至る罠は、そこらじゅうに広がっている。勤務する会社に合併や買収、リストラといった大きな変化が起きたとき、入社や異動、転勤、昇進、定年といったそれぞれの環境変化も心の病に陥る原因になってくる。

 うつ病などの気分障害、パニック障害などの不安障害、不眠症などの睡眠障害、薬物依存症など……さまざまな心の病があるが、こうした病気には「隠れ疲労」「隠れ不眠」「仮面うつ病」といった本人が自覚しないまま症状が悪化してしまう危険があるので注意したい。なお、ライバル誌「週刊東洋経済」は6/16号で『人ごとではないうつ・不眠 ~予防・治療法&つきあい方』という大特集を組んでいるので、どちらかを読めばほぼ全容は理解できる。

 今回の「週刊ダイヤモンド」で必読なのは、冒頭のニュース記事「ニュース&アナリシス」の「アフラックの“欺瞞”にメス 金融庁が前代未聞の長期検査」という記事だ。白いアヒルや招き猫ダックのCMでおなじみの外資系生命保険会社アフラック。日本で初めてがん保険を発売し、業界ナンバーワンの保有契約件数2100万件を誇っている。このアフラックに対し、異例ずくめの金融庁検査が行われた。保険金支払い体制のずさんさや、過度な営業姿勢、不透明な保険料の運用など、懸念材料が山積みだというのだ。

 生命保険会社への金融庁検査の場合、おおむね3年周期で期間も2〜3カ月程度が通例だが、今回は前回の検査から2年半しかたっていないのに検査が始まり、5カ月を超える検査は7月18日に終わった。

 今回の検査チームのヘッドは、かつて保険料不払い問題で明治安田生命保険を業務停止に追い込んだ“検査の鬼”。アフラックは契約者から保険金が少ないとクレームを受けて判明した支払い漏れの件数が246件と、他社の10倍近いことが判明していたのだ。

 また、新契約の獲得には熱心で、電話で保険の勧誘を行うテレマーケティングを多用。業界内で筋が悪いと悪名高い専門業者を使って、営業をかけまくっている。こうしたアフラックの経営姿勢を「保険金支払いの体制整備にカネをかけるより、新契約の獲得に重きを置く“収益至上主義”」と、ダイヤモンド誌は気持ちよいくらいに斬って捨てている。

『週刊 東洋経済 2012年 7/28号』 マネーの虎的な。 amazon_associate_logo.jpg
『週刊 ダイヤモンド 2012年 7/28号』 うつ病になってアフラックの世話になるという大掛かりな宣伝とか? amazon_associate_logo.jpg

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