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ダマされないための「儲けのカラクリ」 第7回

朝日と日経以外は効果ゼロ!?でバレた新聞広告タブー

文=坂口孝則

 ところで、みなさんは全国紙がどれだけ売れているかご存じだろうか?

 朝刊の販売部数でいうと、次のとおりだ。

 ・読売新聞:9,955,031部
 ・朝日新聞:7,713,284部
 ・毎日新聞:3,421,579部
 ・日本経済新聞:3,010,558部
 ・産経新聞:1,607,577部
  (上記は2011年7月~12月の一日平均)

 確かに、1000万部に近い読売新聞は、1000万部を切ったとはいえ、圧倒的な部数を誇っている。ここでは、押し紙などの、新聞各社の販売上の問題点についてはふれない。あくまで数字を追っていきたい。

 そこで、注目したいのは全国紙の地方における影響力だ。

 ここでクイズを出したい。

 「北海道における産経新聞の販売部数は何部でしょうか?」

 私の周囲に聞いてみたところ「10万部くらい」と言っていた。冗談ではない。どの全国紙でも、10万部以上販売できている県は少数にすぎない。

 この答えだが、たった1,033部にすぎない。

 産経新聞だけを取り上げて申し訳ないものの、

 ・富山県:778部
 ・岐阜県:631部
 ・宮崎県:462部
 ・佐賀県:443部

しかない。さらには沖縄県では278部のみだ。

 特に沖縄は全国紙の影響力が低く、世帯数に占める各紙の購読比率は、次のとおりだ。

 ・読売新聞:0.11%
 ・朝日新聞:0.22%
 ・毎日新聞:0.05%
 ・日本経済新聞:1.09%
 ・産経新聞:0.05%

坂口孝則

坂口孝則

関西の某国立大学卒業後、携帯電話メーカーへ。購買部に配属される。バイヤーとして担当したのは200社以上。株式会社アジルアソシエイツ取締役、未来調達研究所取締役(現職)。バイヤー同士の情報交換ができる場、購買ネットワーク会発起人。「ほんとうの調達・購買・資材理論」主宰。メルマガ「世界一のバイヤーになってみろ!!」代表執筆者。コスト削減のコンサルタント、調達業務研究家。物流コンサルタント。
未来調達研究所株式会社

Twitter:@earthcream

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