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モディファイCEO小川浩「Into The Real vol.2」

フジ月九ドラマにみる、起業・IT企業への偏見?

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 少なくとも彼らは「モテたい」とは思っていても、「金が欲しい」とは考えていない。誰かに馬鹿にされることなく、自分たちの力を証明したいだけなのだ。その証として好きな女の子の賞賛を得たい、そんな荒削りな青春を描いてくれているのである。

 作中、マーク・ザッカーバーグらは「頭はいいがモテないオタク」であり、リア充組への敵愾心を隠せないが、ショーン・パーカーの存在が、インターネットビジネスにおけるスタートアップを、クールでカッティングエッジなものだという主張を全体に漂わせてくれている。野心と欲望の中に、「世の中を良くしてやる」というシンプルな正義が同居している矛盾を、鮮やかに描いているのだ。

 ところが、日本においてソーシャルゲームの一大ブームと、恐らくは最終的に“射幸心を煽り過ぎ”だったり“プログラマーの過酷な労働環境”といった社会問題を、ストーリーに織り込んでこようとする意図が見え隠れするドラマづくりが『リッチマン、プアウーマン』にはあり、テレビ業界のIT業界への悪意、または偏見が再び顕われているようで強く失望したのだ。

アントレプレナーは、いつまで胡散くさいままなのか?

 一昔前には、明らかに楽天をイメージしたかのようなオンラインモールを(しかも舞台は六本木ヒルズで)描いたドラマ『恋におちたら』があったが、単にネット企業を舞台にしただけで、ネットベンチャーや起業家の真実を描いたわけではなかった。日本のメディアは、いったいいつになったら自分の力で世界を変えてやろうという、向こう見ずな若者たちを好意的に描いてくれるのだろう?

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