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ユーザーのネガティブな書き込みで溢れた口コミサイトは突然閉鎖!?

楽天「kobo」大不評に見る、電子書籍成功のヒント?

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 さまざまな苦情の中に、明らかに端末本体や楽天側に問題があると感じられるものと、ユーザー自身の知識不足や勘違いが含まれているものがごちゃ混ぜになっていた。スペック表の読み落としもあれば、楽天側の公表情報に不足があった部分もある。知識がないのが悪いわけではない。そういう、ごく普通の層がユーザーになったことが驚きだったのだ。

 日本では、専用端末での電子書籍利用は、かけ声ばかりが大きい状況だ。実際に手にとったことがある人はまだ少数だろう。そして、そうした少数の人々は特別に興味を持っている層で、電子書籍端末といえば、たいていは白黒表示のE Ink採用だということも、E Inkがどういう動きをするものなのかも知っている。そういう層だけが手にとったのならば、こういう苦情は出ない。

 つまり、楽天で販売されているほかの家電等と同じく、どこか的外れなレビューもたくさんあるという状況は、これまで電子書籍端末に触れてこなかった一般ユーザーを振り向かせることができたということではないだろうか。

今後の端末&サービス開発のヒントになる?

 それだけ一般層に売れた理由は2つ考えられる。

 まず、なによりも価格だ。税込、送料無料の定価が7980円。さらに楽天では、ユーザーの会員ランクごとにポイントバックキャンペーンを実施した。プラチナ会員だと、実質5000円で「kobo Touch」が購入できたのだ。

 もう1つの理由は、告知力と楽天というプラットフォームでの販売だ。テレビCMまで行って発売を告知したが、楽天でプラチナ会員になるほど買い物をしている人々なら、普段の買い物中に発売前告知を目にすることも多かったはずだ。しかも、その場でクリックしてゆけば予約できてしまうという手軽さは衝動買いを誘う。

 5000〜8000円程度で、気軽に購入できる窓口があれば、ふんわりとしたイメージ広告だけでも購入につなげることはできるという実績だ。コンテンツ数などにも他社サービスに比べて魅力的な部分はなかったが、それでも売れた。今の一般ユーザーはこの程度の価格ならば買ってくれるととるか、ここまで価格を下げなければ売れないととるかという問題はあるが、1つのわかりやすい指標になるだろう。

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