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薬・歯は人気でも、理・工は不人気。理由は就職・待遇面だけじゃない…

有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ

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 このように医学部を含め資格系が人気なのは、国家資格あるいはそれに準ずる資格を取得しておけば就職に有利だし、失業率が高止まりし、就職難民が増殖している時代にあっても、まず食いっぱぐれることがないという考えがあってのことだ。就職の面倒見のよい大学が、多くの受験生を集めているのと同じ要因と見てよい。親もそういう進路を勧めるということだ。そう見ると、待遇の悪いことで知られる福祉系こそ人気離散気味だが、同じように待遇では必ずしもいいとはいえない看護系でも99と平均を上回るし、ましてや高給で知られる医師や歯科医師に人気が集まるのも当然ということになる。

「医学部人気はもともと高かったのだが、08年以降医師不足が社会問題化し、国公立大学の医学部の定員が増やされ、受験が軟化したということから、11年入試以降急激に受験生が増えだし、つれて試験も難化していった。しかも先にも触れたように、女子高生の志望者が着実に増えており、それがさらに難化に輪を掛けている。飽和状態になったと見られて一時は受験人気が離散した歯学部や、4年制から6年制に切り替わりコストの割にパフォーマンスが悪いと受験生が大幅に減った薬学部も、国公立系を中心に医学部の難化を避けて志望変えした女子受験生が増えているために、志望者数が増えている」(前出の予備校関係者)

資格としてしばらく持ちそうなのは医師くらい……

 大手予備校・河合塾が、12年センター試験の学部系統別動向の男女別数字を出しているが、女子は医学部が前年比110、歯学部が121、医療技術他も105となっている。この調査では、理学部107、工学部109、農学部102と、理系全体に女子志望者が増えている。13年では、そのあたりがさらにどうなるかだが、

「資格系学部、ことに医学部の場合は、今後数年は人気が続くと見て間違いない。薬学部は、ドラッグストアなど、選ばなければまだ数年は就職口があるが、コストパフォーマンスは必ずしもよくない。歯学部は医師過剰がはっきりしていて、すでに私立は定員割れが常態化している。資格として今後しばらく持ちそうなのは、医師くらいですから」

と予備校関係者は口をそろえる。

あの人気テレビドラマも原因?

 この女子高生の医学部志望者の増加に関して、面白い話を聞いた。

 NHKの朝の連続ドラマ『梅ちゃん先生』が好評なことから、「私もお医者さんになる」と医学部志望に変えた女子高生が増え、それが13年受験の医学部志望者急増につながっているというのだ。

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