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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

節操なきユニクロ商法「錦織圭モデルを作る必然性ある?」

文=林 賢一

──数あるスポーツの中で、なぜテニスだったのですか?

担当者 はい……そちらについては明確にはご案内致しかねているんですけども……。これまでの経緯がございまして錦織圭選手とのスポンサー契約をさせて頂いております。

──具体的にはどんな経緯が?

担当者 はい。世界の頂点を目指す錦織選手に共感をいたしまして、我々ユニクロもカジュアルウェアブランドとして世界ナンバーワンを目指しております。その志に深く共感いたしまして、今回までのスポンサー契約が実現したということでございます。

──ほかのスポーツウェアを出す予定はありますか?

担当者 今後の予定は未定になっております。

──ユニクロさんの商品って、安くてカジュアルに着られるのが魅力だと思うんですが、スポーツウェアとなると耐久性の面でどうなんだろう? と少し心配なのですが。

担当者 こちらの耐久性などに関しましては……。(以下、資料棒読み)こちら生地につきましては、東レさんとの高機能素材を使用しておりまして、スポーツに適した素材となっております。

──カジュアルウェアで使っている生地とは違うんですね。

担当者 はい、左様でございます。

──売っているテニスウェアと、実際に錦織選手が着ていたウェアって全く同じものですか?

担当者 錦織選手の着用モデルは、今年4月19日の選抜モデルとして販売しているんですが、オリンピックモデルにつきましては、販売はしていない状況でございます。

──え!? オリンピックモデルは販売していないんですか。今後、販売の予定は?

担当者 今後については未定でございます。

 と、まあ、「世界の頂点を目指す錦織」と「カジュアルウェア世界一を目指すユニクロ」が共感した結果という、模範解答が返ってきた。

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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