ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
スタイリスト募集してます。※画像は「QBハウス」HPより
今週は、鮫肌文殊氏が、1000円カットの「QBハウス」がどこまで客のオーダーを受けてくれるのか確認してみた。
[回答者]QBハウスカスタマーサポートセンター 様
中学・高校と水泳部だったせいもあってか私の髪型はず~~~っと丸坊主である。同じ坊主の人ならわかると思うが、これ一回やってしまうとほかの髪型に戻れない。朝起きて髪型をセットする時間もいらないし、シャワーを浴びてもタオルでちょちょいと拭けば一瞬で乾く。寝グゼを気にすることも無い。とにかく髪型に関するありとあらゆる雑事から解放されるのだ。このシンプルさを味わってしまうと、もうほかの髪型に戻れない。
わずらわしいと言えば、髪の毛が少しでも伸びるとイライラしてくるってことだけか。私はいつもコンマ5ミリのバリカンで刈っているのだが、仕事が忙しくて床屋に行けないと当然髪の毛は伸びる。コンマ5ミリが1センチになったりする。するともうイケナイ。ヒゲと同じで、そんな「不精ハゲ」が気持ち悪くてしょうがなくなる。他人から見れば「ただの坊主」なのだが、本人にしたらキムタクみたいな長髪になってしまった気分だ。なもんで、安い床屋に頻繁に通ってサッパリすることになる。
丸坊主にされる方から言わせてもらえれば「丸坊主ほど理容師の実力がワカル髪型はナイ」と断言できる。そう、どんな世界でもシンプルなもののほうが難しい。一流の料理人が、まず最初の出汁をひく時に一番緊張するように……。私くらいの丸坊主有段者になれば、バリカンを最初に当てられただけでその理容師の実力がたちどころに伺い知れる。上手い職人さんはバリカンの動きがスムーズ。ジェントルタッチって呼ぶのでしょうか? あくまでも優しく仕上げてくれる。逆に下手なヤツだと、頭皮に引っ掛かること、引っ掛かること。微妙に痛い。ダメな理容師は、丸坊主をやらせてみればすぐにワカル。
さて、今回のギモンは都内に大増殖中の1000円理容のQBハウスに関するギモンである。あそこって、1000円でどのくらい複雑な注文を受け付けてくれるのでろうか?
床屋のイスに座って「一番短いバリカン使って丸坊主にして!」としか言ったことない私が聞くのも何ですが。とりあえず、直接聞いてみた。
「QBハウスさんて、1000円でどこまで客の特殊な髪型の注文に応えてくれるんですか?」