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使い勝手、デザイン、通信速度、そして“話題の”マップは?

iPhone 5を1週間使い倒して判った、大ヒットのワケ

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 もっとも、75Mbps(または37.5Mbps)といっても、どのくらい速いのか想像し難いだろう。実際にLTE対応エリアで色々と動作確認を行った感触としては、まず、WebブラウザであるSafariのページ表示が無茶苦茶速くなったことに驚いた。

 これまでは、1ページを表示するのが結構緩慢で、あまりiPhoneでWebブラウジングしたくないな、と思っていたのだが、LTE通信時は全然違う。ゆるゆると表示されていたWebサイトがいきなり、すぱっ! と表示されるので結構感動する。これは、CPUやメモリが大幅に強化され、Webブラウザーそのものが高速化されているのも効いている。ちなみに、CPUパワーはiPhone 4Sの2倍にも達する。

 ファイルのダウンロードも速い。メールに添付された数メガバイトの書類も、あっという間にダウンロードされて、すぐに表示できるのは嬉しい。電波状況にもよるが、ダウンロードに1分ぐらいかかっていたファイルが、数十秒でダウンロードされてしまうのはすばらしい。仕事で頻繁にファイルを転送する人なら、これだけでもiPhone 5を買う価値はあるというものだ。

 ただし、注意すべきポイントは、まだLTEの対応エリアは限定されていることだ。なにしろ、ソフトバンクとauがLTEを開始したのは、iPhone 5発売日の9月21日からだ。まだスタートしたばかりのサービスであり、黎明期の産物だという意識で使うのがいい。また、ソフトバンクとauとでは、LTEの提供エリアが違う。ただ、両社とも不眠不休(?)で毎日のように基地局をLTE化しているので、数カ月後には相当広いエリアでLTEが使えるようになっているはずだ。

 ちなみに、iPhone 5から、本体をWi-Fiルーターとして機能させてパソコンやiPadなどを無線接続してインターネット接続できるようにする「テザリング」が解禁になった。auはiPhone 5発売と同時に、ソフトバンクは12月15日から使えるようになる。とはいえ、テザリングはバッテリーを消費する。筆者も試用してみたが、気がついたらバッテリー残量が数パーセントということも多々あり、長時間は使えない。あくまで非常用と考えたほうがいいだろう。

iPhone 5を1週間使い倒して判った、大ヒットのワケの画像5LTE対応エリア(東京・飯田橋駅付近)でテストを行った。
下りは26Mbpsを超え、光回線(FTTH)並みの速度が出ている。
iPhone 5を1週間使い倒して判った、大ヒットのワケの画像6ソフトバンクモバイルのLTE対応予定エリア。赤い部分が10月までに対応するエリア。
オレンジが2013年3月中に拡大するエリアだ。

スペックは同じなのに、なぜかカメラの映りがいい

 iPhone 5のカメラ(リヤカメラ)は、iPhone 4Sと同じ8メガピクセルで、最大f/2.4。顔検出機能や5枚構成のレンズなど、スペックだけ見るとiPhone 4Sとまったく同じだ。しかし、いざ撮影してみると意外にも、iPhone 4Sと画像の質感が違う。明るい場所での撮影はより鮮明でしっとりとした画質になり、逆光でも正しく露出補正される。

BusinessJournal編集部

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