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なぜ、トップの謝罪や特設地図コーナーまでできる事態になったのか……

大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法

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 神奈川県藤沢市の片瀬江ノ島付近。マップではあるべき駅が、完全に消えて見えなくなっている。また、地図上の道路は同じ太さでわかりにくく、水族館などの施設名も表示されていない。

 なぜ、iOS 6にGoogleマップが搭載されなかったのかについては、さまざまな情報が飛び交っている。しかし、アップルがGoogleの地図を使わないことを決定し、自社の地図に切り替えるのは、そんなに短い時間ではできないはずだ。その決定は、数年前に行われていたとしても不思議ではない。そして、新しいiPhone 5のローンチと共にリリースすることが至上命題だったのだろう。

●マップは総力で改良工事中?

 残念ながら、iOS 6の地図は不完全なままリリースされてしまった。アップルCEOのティム・クックがユーザーに謝罪する文書を公開し、他社製のアプリを使うことを薦めるという事態になり、iTunesのApp Storeには「地図アプリ」コーナーが新設された。この謝罪について、巷では「謝罪は前例がない」とのコメントも多かったが、それは誤りだ。

 例えば、iPhone 3Gと共に公開されたアップルのオンラインサービス、MobileMeは開始当初さまざまな不具合があり、アップルは謝罪メールをユーザーに送付するとともに、30日間のサービス期間の延長を行っていた。このほかにも、アップルは過去にさまざまな謝罪を行っている。それは企業姿勢として正しい、と筆者は思う。

 だが、謝っただけでは問題は解決しない。現在アップルは世界規模でマップの修正作業を進めている。と同時に、当初は米国のみで有効だった俯瞰図のように立体的な3D地図を表示できる「Flyover」機能のうち、建物の3Dモデルが表示されるエリアが、日本でも10月6日頃から徐々に拡大している。まだ、米国のように建物の外壁や構造物を正確に描画できていないが、これは時間の問題だろう。

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 現在、日本国内での建物の3D化が進んでいる。ただし、タワーや城(天守閣)といったランドマークについては正確に表示されず(左)、米国のように(右)航空写真の3D表示にも対応していないが、今後は日本でも正確に描画される予定だ。

BusinessJournal編集部

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