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懐かしのプチシルマでブレークした会社がカーチス買収

「経営者が次々と破綻」呪われしカーチスの新経営者に驚嘆の声

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 カーチスは87年12月の設立。全国展開の中古車買い取り大手で、13年3月期の売り上げは367億円、当期純利益は7億7000万円を見込んでいる。

 同社は社名を頻繁に変更する会社として有名だ。エイジーエイ→オートガーデンアソシエーション→ジャック→ジャック・ホールディングス→ライブドアオート→カーチス→ソリッドグループホールディングス→カーチス→カーチスホールディングスと7回も社名を変更をしてきた。上場企業のなかでも社名変更の回数はダントツの1位である。

 しかも、この会社の親会社や経営者になると、必ずと言っていいほどトラブルに巻き込まれるため、投資家の間では「ジャックの呪い」と呼ばれている。

 カーチス創業者の渡邉登氏は名うての相場師だったが、ネットバブル崩壊で持ち株が暴落、会社のカネを流用していたため業務上横領容疑で逮捕され、あの、ライブドアが買収した。

「かいてん、カイテン、開店……。1月1日。ホリエモンの車、1円オークション、やります」

 06年元旦、赤いユニフォームを着た堀江貴文氏が出演するテレビCMの放送開始とともに、ジャック・ホールディングスの社名はライブドアオートに変わった。その直後に、ライブドアに東京地検特捜部の強制捜査が入り、ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏は塀の内側に落ちた。

 その後、ヤマハで社長を務めていた川上浩一族の投資会社、ソリッドアコーステックス(SA)の傘下に入ったが、SAが、またまた投資に失敗して破産。株式は大島健伸氏が率いる商工ローン大手、SFCGに渡ったが、その後これまた破産した。

 SFCGから債権を買い取った日本振興銀行が担保権を行使して名義を変更。今度は木村剛氏の日本振興銀行が親会社になった。銀行法で銀行は事業会社の5%以上の株式を保有することを禁じられているため、受け皿として合同会社レスポワールを設立。レスポワール投資事業有限責任組合の名義で株式を保有してきた。ところが10年9月10日午後に日本振興銀行は民事再生法の適用を申請した。金融庁はそれに先立ち、同日朝、預金1000万円までの元本と利息を保護するペイオフを発動した。ペイオフの発動は、わが国の金融市場初めてのことだった。

 日本振興銀行の関連グループの整理が進められ、その一環としてレスポワール投資事業有限責任組合は、保有しているカーチスHDの株式も売却された。

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