峯岸みなみ熱愛報道はAKB側からのリーク?“AKB&アルゼタブー”は2大週刊誌には関係ない!

TOKYOデートカレンダー(AKS/エンスカイ)
本日1月31日発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は「華麗なる一族・石原家と、あの疑惑のパチスロ会社の関係」をチェックします。
大阪・桜宮高校バスケットボール部の体罰問題発覚後、続々と全国で部活動の顧問による体罰が明らかになり、ついには日本柔道女子のトップ選手15人までもが、監督やコーチなどから、暴力やパワハラを受けていたことを告発した。また、ここ数日、スイス在住の資産家夫婦殺害事件に関する報道がマスメディアを騒がしている。文春、新潮の両誌は、体罰問題、資産家殺害事件ともに独自の情報で切り込んでいるが、事態が刻一刻と変わる中では、テレビでの最新情報に劣ってしまうのが週刊誌の泣き所だ。
ということで、まずはきな臭さが漂う、週刊誌の独自ネタを紹介。新潮が報じている、“暴走老人”こと石原慎太郎・日本維新の会代表の三男・石原宏高衆議院議員が、パチスロ会社から選挙応援を受けていたという記事だ。
新潮の記事によれば、このパチスロ会社は「ユニバーサルエンターテインメント」。同社の社員3人が、会社が借りたホテルに寝泊まりしながら、昨年の総選挙の際に宏高氏の選挙を手伝っていたという。その甲斐あってか、宏高氏は見事衆議院議員に返り咲いた。
ユニバーサルエンターテインメントと聞いてもピンと来ない読者も多いのではないか。この会社、かつて格闘技のスポンサーとしてテレビなどでよく目にした「アルゼ」が2009年に社名を変更したのだ。ユニバーサル社は、最近ではフィリピン・カジノリゾート開発をめぐって、ロイターや朝日新聞がある疑惑を報じている。それらによれば、同社がフィリピンのカジノリゾート開発を目指し、許認可権を持つフィリピン政府高官に接待を繰り返しているというのだ。
また同社の米国子会社・アルゼUSAが、香港の企業を経由し、タックスヘイブンとして有名なバージン諸島にあるフィリピン娯楽賭博公社会長の側近の会社へ、3500万ドルを送金していたともされる。この送金をめぐり、米連邦捜査局(FBI)がフィリピンのマニラに捜査官を派遣したことも、ロイターは報じている。アメリカ、フィリピン、日本と3カ国を股にかけた国際的な汚職疑惑となっているわけだ。
■マスコミにはアルゼタブーがある?
アルゼはこれまでテレビや週刊誌などでの広告出稿を頻繁に行なっていたこともあり、マスメディアには“アルゼタブー”が存在するなどといわれてきた。そんな中で、朝日やロイターが疑惑に斬り込み始めたわけだが、実は今回のフィリピンでの疑惑を月刊誌「紙の爆弾」(鹿砦社)は約2年前に報じている。
「紙の爆弾」を発行する鹿砦社は、ジャニーズや宝塚の暴露本出版で名を馳せたが、アルゼを糾弾する書籍も複数発行し、闘争を繰り広げてきた。発端は03年4月に鹿砦社が『アルゼ王国の闇 巨大アミューズメント業界の裏側』を出版。同書では、ラスベガスでのカジノライセンスは前科があると認可されないのだが、アルゼがラスベガスでのカジノ事業に参入する際、岡田会長が脱税で有罪判決を受けたにもかかわらずライセンスを取得したことや、同会長が自らの愛人を取締役に就任させていたなどという内容を掲載した。
また、この件に関しては、米国ラスベガスの賭博規制当局の調査団が来日し、鹿砦社から資料の提供を受けたことも明らかになっている。鹿砦社はその後もアルゼ糾弾本を出し続けるが、アルゼ側は民事提訴するのみならず、刑事告訴までして、05年には鹿砦社社長を名誉毀損罪で逮捕・起訴されるまでに追い込んでいる。これによって、マスメディアにおける“アルゼタブー”はさらに強化されたが、鹿砦社側はこれに負けじと、フィリピンでの疑惑などを追及、さらに次号(3月号)でも追撃する予定だという。
ユニバーサル社の説明が長くなったが、新潮の記事によると、同社の岡田会長は宏高議員の父・石原慎太郎代表の有力な支援者であり、また石原家とフィリピンのアキノ大統領は家族ぐるみの付き合いであるという。宏高議員の選挙に協力することで、今回のフィリピンでの疑惑について、石原家にアキノ大統領とのパイプ役になってほしかったのではないかというのだ。