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日本産先端技術のリチウムイオン電池に非難が集中!

ボーイング、787運航再開のメド立たず、日本企業に責任なすりつけ!?

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 B787は850機を受注しているが、キャンセルが相当出るだろうと予想されている。それより何より、ポスト「B787」といわれる次世代小型機「B 737MAX」の開発に影響することが懸念されている。「B 737MAX」はB787の技術をベースに、さらに電子化、軽量化を進める計画だからだ。「B 737MAX」は2017年就航予定にもかかわらず、既に1000機超の受注を獲得している。LCC(格安航空会社)は近距離飛行に適する低燃費の小型機を必要としていて、このニーズに「B 737MAX」はピタリ合う。

 危機だと書くと本当に危機になるから小さな声で言うが、B787に続く「B 737MAX」でもGSユアサ製のリチウムイオン電池が使われることになっていた。しかし、「B 787」のトラブル続発で、「B 737MAX」の開発の先行きが見通せなくなってきた。これは機体用に炭素繊維の複合部材を提供している東レにとっても、大きな痛手となる。

 GSユアサは、経営的にピンチを迎えるのではないのかとの見方が出ている。日本が技術的に先行するリチウムイオン電池がこけたら、それこそ大変なことになる。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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