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反応さまざまなあのニュースをどう読む?メディア読み比べ(2月25日)

市場は好感「日銀新総裁に黒田氏起用」 読売はみんなの党の反発に懸念

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 ひとつは、ADB総裁の後任人事の問題。黒田氏の任期は16年11月までであり、民主党内では「任期途中で黒田氏がADB総裁を辞めると、後任総裁のポストを中国に奪われるのではないか」との懸念が持ち上がっているという。ADBはアジア・太平洋地域で開発支援を行っており、今後急伸すると考えられる新興国への日本の影響力が低下しないかーー今回の総裁人事が、短期的な利益を追ったものになりはしないか、という見方もあるようだ。

 また、そもそも人事案が国会で承認されるかどうかについても、不透明な部分がある。与党自民党は参院で過半数に16議席足りない。12議席を持つみんなの党は、財務省OBである黒田氏の総裁起用に反対しており、これがネックになる可能性がある。人事案が国会で揉まれ続け、金融政策が停滞すれば、“アベノミクス・フィーバー”にも陰りが出てくるだろう。過度な金融緩和が国債の暴落、金利の暴騰を招くとする声も根強く、一度、アベノミクスが停滞すれば、市場や世論の風向きが変わることも考えられる。今般の“景気回復”が継続するかどうかは、日銀総裁人事がスムーズに本決まりするかどうかにかかっていると言えそうだ。
(文=blueprint)

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