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28歳新富町職員、業務集中による過労で薬物自殺…危険把握していた町長は放置

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 美香さんがいびきをかいて寝ていた5月19日の朝、町民生活課は大騒ぎになっていた。始業より1時間早く登庁し、準備を済ませてから総合窓口の業務にあたるのが日課だった美香さんが、始業時刻を過ぎても登庁しなかったからだ。

 役場から電話があったのは、家族が「体調が悪いし、入院させないといかんね」と話していた時だった。そして母が部屋に行くと、美香さんは昏睡状態になっていた。救急車が来るよりも早く、美香さんの上司である課長が役場から到着。課長は家に入ってすぐに土下座をし続けた。

 美香さんは同日午前10時15分、病院で死亡が確認された。急性薬物中毒による過労自殺だった。

 その後、遺族が新富町に損害賠償を求めた裁判は昨年11月、宮崎地裁で和解が成立した。遺族への8000万円の支払いや職員の過重労働防止策の充実などの和解案を、町が受け入れた。
(文=佐藤裕一/回答する記者団)

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