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アドビ、クリエイティブ製品のパッケージ販売終了にどう対応?安価な別製品も豊富

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アドビ、クリエイティブ製品のパッケージ販売終了にどう対応?安価な別製品も豊富の画像1「アドビシステムズ社 HP」より
 アドビシステムズのクリエイティブ製品が、次バージョンからすべてクラウド版のみになるという。ここでいうクリエイティブ製品とは、PhotoshopやIllustrator、InDesignといった、印刷物やWeb制作のプロが使う製品群のことだ。

 以前は1本ずつ購入できたものが「Creative Suite」というかたちで、一部のソフト以外はまとめたパッケージでしか購入できなくなり、アップグレードは直前1バージョンまでしかサポートされなくなり、だんだんと買いづらい製品になってきていたクリエイティブ製品群が、とうとうパッケージ販売をやめてしまうという。

 2012年5月にクラウド型サービス「Creative Cloud」が誕生した当時、「今後もパッケージ版とクラウド版の両方を提供する。パッケージ版ユーザーのクラウド移行を急がせる気はない」という談話があっただけに、今回の流れはユーザーへの裏切りにも見える。

 とはいえ、すでに次バージョンの発売は6月に迫っている。ユーザーが今後行える対策について考えてみよう。

●対策1:おとなしく「Creative Cloud」を使う

「Creative Cloud」は毎月利用料金を支払えば常に最新バージョンが利用できるというサービスだ。年契約の月々払いの場合、企業ならば7000円、個人ならば5000円ずつ毎月支払うことで「Creative Cloud」の全製品の最新機能が利用できるようになる。もしPhotoshopなど1つのソフトだけが使いたいのならば、「単体サブスクリプション」として月額2200円のプランも用意されている

 個人の場合、年間利用料金は6万円ということになる。クリエイティブ製品をすべて含んだ「Creative Suite 6 Master Collection」が31万9000円だったことを考えると、毎年アップグレードするよりははるかに安い。しかし業務で利用しているならばともかく、趣味で利用するには少々高額だ。しかもクラウド版だから、支払いを停止すれば手元には何も残らない。これまでのクリエイティブ製品のように、思い切って購入したからには数年みっちりと使う、というような方法で「元を取る」考え方は難しそうだ。

●対策2:今のうちにパッケージ版「CS6」を買う

 もし毎年のようにアップグレードする気などなく、購入したものを長く使いたいと考えるならば、現行の「Creative Suite 6(CS6)」は最後のパッケージ版となる。これを正規手段で入手しておけば、あとは自分が我慢できる間、使い続ければよい。たとえば、最新OSであるWindows 8上でも、2001年頃発売されたバージョンを動かしているという人はまだいるようだ。

 予算的に厳しい場合に利用できそうなのが、オンラインスクールだ。数カ月の通信教育を受けている学生という身分を得て、割安な学生・教職員向けのパッケージが購入できるスクールがある。社会人が受講することに問題はなく、個人所有のPCにインストールする分には業務利用してもよいことになっているから、この機会に購入しようと考えているならば一度チェックしてみるとよいだろう。

 ここではいくつかのスクールを紹介しておこう。いずれもトレーニングはオンライン受講だし、卒業試験のようなものがあるわけでもないから、勉強する時間がないという人でも気にせず利用できる。

Winオンライントレーニング
isaパソコンスクール
アドバンスクールオンライン

 ただしこの方法も新バージョンが登場すれば自動的に新バージョンへと切り替わっていくはずなので、購入を考えているならば早めに動くことをお勧めする。

●対策3:新たなソフトを探してみる

 どうにかしてアドビシステムズの製品を使い続けようと思うから難しくなるわけで、もし似たような機能を持っていて、もっと安価な製品に出会えれば話は簡単だ。

BusinessJournal編集部

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