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ビジネスマンを惑わす、自己啓発のウソ・ホント 第5回

変われない人の共通点とは?決断力より重要な「否定力」「根拠なき自信」

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 あなたがランチにラーメンを食べるかカレーを食べるか悩んでいたとしましょう。その時、脳内ではラーメンを薦める脳細胞群(A)と、カレーを薦める脳細胞群(B)があります。AはBの活動を抑える信号を出し、BはAの活動を抑える信号を出しています。つまり、ラーメンを食べたい脳細胞群は「カレーは嫌だ」という信号を出しており、カレーを食べたい脳細胞群は「ラーメンは嫌だ」という信号を出しているのです。

 そして、相手の脳細胞群の活動を打ち消したほうが勝ち残り、その意見が「決断」となるのです。あなたがランチで「カレーを食べる」と決断したなら、

「ラーメンを食べたい」という脳細胞群の活動を抑えきった=否定しきったからです。

 決断のメカニズムは、「否定」によって動きます。

現状否定は自己否定なのか?

 あなたが「結婚したい」と思っているなら、「一人の生活は嫌だ!」とキッパリと否定しないと、合コンに行ったりお見合いしたりという決断ができません。

 あなたが「起業したい」と思っているなら、「会社員で終わるのは嫌だ!」とキッパリと否定しなければ、商品を作ったり営業を始めたりする決断ができません。

 さらに、最も重要なことがあります。それは、現状を否定することは自分を否定することではない、ということです。

 私がコーチングで、「現状を否定しなければ決断できませんよ」とアドバイスすると、現状を否定するのが怖い、という反応を示す人がいます。現状を否定することと、自分を否定することを混同しているからそのような反応になるのです。

 決断を促す「否定力」とは、「素晴らしい私が、このような現状はおかしい」と考えることです。結婚したければ、「私のような魅力的な人が、一人でいるのはおかしい」と否定力を使ってください。起業したければ、「私のようなユニークな人間が、ずっと会社員でいるのはおかしい」と否定力を使ってください。

 自分が魅力的であるかユニークであるかの論拠は必要ありません。根拠のない自信でいいのです。私が出会ってきた成功者は、みんな根拠のない自信を持っていました。しかも成功するはるか以前から。そして成功者は、全員、現状を否定していました。肯定したら衰退が待っていることを知っているからです。

 私は決断力がない、という前に、否定力があるかどうかを確認してください。今の現状は嫌だ、とキッパリと自分に言い聞かせるのです。自分は価値ある人間だと強く肯定して。

●鈴木領一(すずき・りょういち)
ビジネス・コーチ。ビジネス・プロデューサー。自己啓発のレジェントであるナポレオン・ヒルが所属した「サクセスマガジン社」の能力開発プログラムの企画開発責任者を務めた唯一の日本人。さらに進化させた自己改革メソッド「フレーム・1%アクション」は劇的な変化をもたらすメソッドとして今最も注目されている。氏のコーチングを受けたことで、無職状態からEXILEとの共演を達成したケースや、起業して成功し新聞やテレビに取り上げられたケースなど、数多くの成功者を次々に輩出している。近著に『100の結果を引き寄せる1%アクション』(サイゾー)がある。

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