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大塚将司「【小説】巨大新聞社の仮面を剥ぐ 呆れた幹部たちの生態<第2部>」第35回

大相撲の八百長は無視!?“危ない案件”は取材しない、大手新聞の似非ジャーナリズム

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 若かりし頃、美舞が〝合コン〟などに目もくれない女性だったわけではない。むしろ、〝合コン〟の常連だった。未だに独身なのはなぜか知らぬが、かつての〝合コン〟メンバーと飲む機会は今も時々あるらしい。それもあってか、美舞は、男女関係を巡る噂はもちろん、痴漢などの不祥事までゴシップに精通している。相手をすれば、ゴシップを聞けるので、業界内部の情報に疎い深井にとっては貴重な情報源でもあった。

 しかし、今帰れば、彼女がブースに寄ってくる。深井は八重洲地下街まで足をのばし、昼食を取ることにした。そうすれば、資料室への戻りは午後1時近くなると踏んだのだ。
(文=大塚将司/作家・経済評論家)

※本文はフィクションです。実在する人物名、社名とは一切関係ありません。

※次回は、来週7月26日(金)掲載予定です。

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