山本 東スポさんが書いた離婚の件は、事実に基づいています。自分としても黙ってたことが苦しかった。元妻に対してのフォローはしなければなりませんが、事実を伝えられたことで、自分が楽になったところがあります。これは、新潮の記事とはレベルが違いますよね。新潮は、僕と元妻と母、三方に対して本当にひどい取材が続きました。実家では朝から晩までドアを叩かれる状況が続いたり、「元奥様がこういうことを言っている」と、母に対する誹謗中傷が書かれた質問状が送られたりした。それを読んだ母が怒っていらんことまで言うだろう、そして、内部で分裂させようという計算ですね。僕のところへは押しが強い記者が来て、トイレの中まで入ってきた。その方もお仕事だから仕方がないんですが、毎日毎日、それぞれの神経をすり減らそうとしてる。普通の人なら、こういう取材が続いたら死んじゃいますよ。

 そこまでいかなくても、政治どころじゃなくなる。それも向こうにとっては成功なんです。集中できない環境をつくって、結果を出させなければ成功。ただ、これで動揺するかといったら、動揺しません。多少睡眠が浅くなるということはありますが、次来たら今よりも慣れてるでしょう。ただ、相手も、こういう記事では効かないんだなとわかったら、いつか直接行動で来るでしょうね。例えば、痴漢えん罪とか、家の中やかばんの中に薬物を放り込まれたりとか。簡単ですよね。その直接行動を止めるための方法を考えなければいけない。

–新潮の記事に対して、法的措置は考えていますか?

山本 母や元妻への記述に関しては、考えなければならないと思います。気軽にボールを放ってこられない防御態勢は築く必要があると、僕よりも周りにいる弁護士やジャーナリストが言ってますね。僕に関しては、裁判で勝っても負けても、こんなことが続くこと自体がイメージが悪い。新潮も「訴えられてなんぼ」というつもりだから、痛くもかゆくもないでしょう。みんなが買わなきゃいいんです。読みたい人は、買わずに立ち読みしてください。

–今回の記事で支持者の反応は?

山本 投票した動機によって違うでしょうね。ふわっと入れた人は離れた可能性もある。しかし、社会を変えたいという思いを託してくれた人たちは、こういう記事に目をそらされることの意味がわかってると思うんです。こういう記事は、必ず論点ずらしなんです。今でいえば、汚染水漏洩問題などから目をそらしたいということ。それがわかってないと世の中を変えるのは難しいですよ。僕のところには、今後「週刊ポスト」(小学館)と「月刊WiLL」(ワック・マガジンズ)が参戦するという情報が入っています。「WiLL」では、山本太郎のバッシングの決定版を出すらしい。そういうネガティブキャンペーンに関して、自民党で陣頭指揮を執っている議員さんの名前も聞いていますが、ここでは言えません。

–まだ短い期間ですが、今の時点で議員活動を振り返っての感想は?

山本 一言で言うと、国家権力って怖いよね。でも、もっと怖いものが進行しようとしているので、なんとか変えていきたいという思いのほうが強い。被ばく問題で、知らず知らずに自分たちの首が絞められている。「ただちに影響はない」という言葉の答え合わせをする日が来ます。今回の新潮の記事で「投票して残念」と思っちゃった人に対しては、仕事で返すしかないです。
(構成=編集部)

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