NEW

“1強”アマゾン対楽天、競争激化で再編機運高まる出版業界〜苦境の出版社・書店の思惑

【この記事のキーワード】

, , , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 だが、楽天ブックスの売り上げや販売システムなどは、いまだアマゾンに及ばない。電子書籍事業においても、利用調査やコンテンツ売上調査などでは楽天のkoboよりもアマゾンのKindleが優位に立つ。出版業界においては後塵を拝してきた楽天は、取次業に参入して何を実現しようと考えているのか。

 楽天や大日本印刷といった他業種から出資を受けなければ成り立たない、衰退産業の出版業界。そこで楽天1社が救世主になれるはずもない。これまで通り、市場は縮小し、出版社と取次と書店は、さらに選別・淘汰され、大資本による系列化が進むだけだろう。この動きが元で、もし楽天に選別された業界プレイヤーが系列化してしまうなら、独立小資本の出版社や書店にとっては脅威が増すだろう。アマゾンという巨大勢力への対抗だけでなく、多様性が存立基盤となっている出版業界を陰から支える、これら小資本の出版社や書店を支援する業界改革を期待したい。
(文=佐伯雄大)

“1強”アマゾン対楽天、競争激化で再編機運高まる出版業界〜苦境の出版社・書店の思惑のページです。ビジネスジャーナルは、IT、, , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

関連記事

BJ おすすめ記事